要請番号(JL01223B01)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
ローマ地域開発財団
NGO
3)任地( ラ・ウニオン州サンフェルナンド市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1984年「企業人は利益だけで生きるのではなく、その人が住む地域社会のすべての人々の喜びと満足のために生きなければならない」という信念の下、地域社会の困窮した人々に手を差し伸べ、自助努力を促すため、ローマ地域開発財団が組織された。2007年以降は、地域での換金作物としてのカカオとカシューナッツの栽培から加工までを支援する「ツリーフォーキャッシュ」プログラムを主に展開し、2019年には、独自の研修施設にタブレアと呼ばれる飲料用チョコレートをより早く生産できる機械を導入した。関心を持つ家庭や農家に苗木の提供も行っており、すでにラ・ウニオン州全体で約1000人の農家とその家族にサービスを提供してきた実績がある。年間予算は約14,000米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ツリーフォーキャッシュプログラムの目的として、住民の生計向上を目指して、カカオ苗の配布から栽培、剪定、発酵/乾燥、加工から販売までの流れを支援していきたい考えであるが、組織化が十分に行われておらず、苗木は配ってはいるものの、ごく少数の農家が個別に加工までを行う程度に留まっており、関連コストを考えると採算性は低い状況。植樹や加工に関する専門知識や活動に必要な資金調達などについての協力先はある程度目途がついており、住民の組織化がしっかりとできれば、支援活動を効率的に行うことが出来、生計の向上や自立、地域の発展にも貢献できるであろうと考え、JICA海外協力隊の要請となった。配属先は独自の小規模な研修加工施設を持ち、ラ・ウニオン州政府、農務省、貿易産業省などの協力を得て、カカオ栽培から加工方法に関する研修等も実施しているほか、苗木の栽培も行っている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に以下の活動を行う。
1. 住民の組織化支援(地域コミュニティー訪問、調査・聞き取り、話し合い、共同活動の提案、組織化・組合化の推進等)
2. カカオ栽培から販売に関する適切な会計や在庫管理等、基本的なビジネス・プロセスについての講義や研修を企画・提案・実施する
3. その他配属先の通常業務支援として、一緒に担当したり、改善提案、助言及び協力等を行う
(カカオ苗木栽培や配布、各種会議や研修の企画・実施、他プロジェクトの準備・実施モニタリングや助言及び協力等)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
カカオ加工機器、事務用品等
なお関連機関としてローマカレッジ、ローマメディカルセンターがある。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚は4名
スーパーバイザー:50代男性(経営博士)
カウンターパート/プロジェクトマネージャ‐:50代(農学部卒)
スタッフ20代、その他会計担当
活動対象者:地域住民・グループ、森林管理担当等
(まずは対象地域/村を絞ってアプローチする予定)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・地域社会を対象とする活動の経験
・グループ活動や組織運営の経験
[参考情報]:
・組合や住民組織等に関する知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
可能であれば、団体の活動全体への助言や協力にも期待されている。
農業的なバックグラウンドや、一村一品的な商品開発などの経験などがあると尚良い。
地域開発の総合的知識が必要なため、開発学を学んだことがあれば尚良い。