【配属機関概要】

3）任地（ セブ州コンソラシオン町 ） JICA事務所の所在地（ マニラ首都圏マカティ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はセブ州中部にある公立ハイスクールで、地域のパイロット校として技術職業教育カリキュラムと特別科学クラスの2つのプログラムに加え、昼間クラスと夜間エクステンションの二つのコースを提供している。総生徒数2800名、総教員数86名で二つのキャンパスを持ち、生徒一人ひとりが自分自身および社会に対して責任を持ち、自己を成長させる機会の提供を目指している。
技術職業教育カリキュラムは、技術製図、調理、電気工事及びメンテナンス、美容、コンピューター・システム・サービスの5コース。
※フィリピンのハイスクールは6年制(グレード7～12)で、ジュニアハイスクール4年(グレード7～10)シニアハイスクール2年(グレード11、12)となっている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

第4次、5次産業革命と技術が進歩する中で、配属先では生徒に対して適切な知識と技術を提供すべく、特別プログラムの強化の一環として技術職業教育カリキュラムの改善が挙げられている。技術製図コースにおいては、コンピューター支援設計(CAD)や、AutoCADを使用した製図技術についてのカリキュラムを強化し、今後産業界で必要とされる製図や図面に関する知識や技術についての提供を充実させたいとして、JICA海外協力隊の要請となった。協力隊員に対しては、建築、工業技術(主に図面や製図)についての技術的な支援が期待されており、充実した教育・学習教材を作成することで、今後の自立的な発展や継続につなげていくことを視野に入れている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と共に以下の活動を行う。
1. 教師のための技術製図(AutoCAD)に関するトレーニング/ワークショップの企画及び開催
2. 生徒及び教師を対象にした技術製図(AutoCAD)のデモンストレーション
3. 教育・学習教材の作成。
※要望されている技術製図については建築図面レイアウト、構造図面レイアウト、電気設備図面レイアウト、配管図面レイアウト等で教員に対する技術や知識の共有も期待されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

AutoCAD、PC5台(これから増設する計画あり)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長40代、製図教師20代男性(CADオペレーターの経験あり)

活動対象者:
技術製図コース専攻のグレード8～10※の生徒 210名
(各グレード70名×3学年)および、教員8名。
※日本の中学2年制から高校1年生まで

【資格条件等】

[参考情報]：

　・建築・工業技術関連のCAD知識、操作経験

【地域概況】

【特記事項】

※資格条件等について、なるべく大卒もしくは一級建築士(どちらかは必須。)