要請番号(JL01223B04)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
国立ベンゲット大学ラ・トリニダッドキャンパス農学部
3)任地( ベンゲット州ラ・トリニダッド町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立ベンゲット大学はベンゲット州の州都ラ・トリニダッドの中心部にあり、3つのキャンパスを持つ。農学部はラ・トリニダードキャンパスにあり、7つの学科で構成され、総生徒数1,673名、総教職員数78名。1ヘクタール程度の農地を使って果樹栽培プロジェクトを実施しており、1971年から1993年にかけてJICA海外協力隊果樹栽培隊員が協力していた経緯がある。同プロジェクトはかつては果樹栽培に関連した様々な技術ショーケース的な役割を果たしていたが、管理体制の変化、地域の土壌の質の低下、病虫害の被害、果樹木の高齢化、果樹から野菜への生産移行などが理由で、果樹栽培プロジェクトとしては徐々に勢いを失ってきている状況で、現在ではイチゴやレタスが多く栽培されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
農学部は傘下の各学科の協力の下、果樹栽培プロジェクトを復活させたい意向で、再度JICA海外協力隊への協力の要請となった。
プロジェクトを科学的及び技術的なアプローチから再活性化させることを目指し、土壌肥沃度や肥料管理、苗床管理、病虫害管理、増殖形態などについて調査分析しながら、新しく植樹計画を作り、栽培を通して関係者への技術や知識の共有と能力強化を目指している。また今後の持続性も勘案して収入創出要素も取り入れていく計画。
これまでのプロジェクトではオレンジやレモンなどの柑橘類を主に栽培していた。地域でよく栽培されている果樹は、レモン、その他柑橘類、カラバオマンゴー、アボカド、サントルなど。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に以下の活動を行う。
1. 土壌サンプル収集と分析、病虫害の特定及び対策
2. 分析や状況に基づいた施肥及び土壌改良の推奨・提案
3. 推奨栽培果樹や適切な栽培品種等の提案・植樹間隔及びゾーニング提案・栽培指導
4. 職員及び生徒、地域の農家などを対象とした研修等の企画及び実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
果樹栽培に関連した農機具等、トラクター、執務スペース
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
スーパーバイザー:農学部長50代
カウンターパート:栽培科学科長50代
リサーチアシスタント:20代
活動対象者
農学部教職員78名、学生及び地域農民
地方自治体農業事務所等
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:専門知識に基づく協力が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験知識の共有に期待
[参考情報]:
・経験:土壌肥沃度分析、苗床設置と管理、果樹栽培
・農民グループ等への指導経験やサポート経験等があるとなおよい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(12~23℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
ラ・トリニダードは、雨季と乾季がはっきりしており、乾季は11月から4月で、5月から10月が雨季。地域の大部分の標高は1000~2000m。年間平均最高気温は23度、平均最低気温は15度で、一年を通して過ごしやすい。野菜栽培が盛んで、高原野菜の産地として名が知られており、イチゴが特産品。