要請番号(JL01223B10)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
教育省ベンゲット州学校局事務所カリキュラム実施課
3)任地( ベンゲット州ラ・トリニダッド町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、コーディエラ行政地域傘下に8つある学校局事務所の一つ。106名の職員が勤務しており、管轄地域の学校及び学習センターを監督・管理し、すべての生徒に対する質の高い、公平でかつ文化に根ざしたよりよい基礎教育を受ける権利の遵守と促進を目指している。管轄地域には14の校区があり、私立公立を含めた487校と幼稚園から12年生までの102,592名の生徒、4,102名の教員、345名の教職関係者、386名の非教員職員が配属先の管轄下にある。
教育省ベンゲット州学校局事務所
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピンでは情操教育的な科目についてはMAPEH(Music:音楽、Arts,:美術、Physical Education:体育、Health:保健)としてひとまとめにして行われており、まだそれぞれの科目の指導や全体的な指導内容が体系的に確立されていないのが実情で、学校や担当教員によってもその指導内容に差がある状況。配属先はその管轄下で特別美術コースのあるベンゲットナショナルハイスクールの中等部において、美術科目の指導内容を強化することを目的としてJICA海外協力隊を要請した。まずは同校の美術教育プログラムのカリキュラムの体系化と指導内容の整備及び充実を目指し、MAPEH担当者を含む美術教員の指導能力の向上と生徒へのより充実した美術教育の提供を目指している。なお、可能であればこの機会に言葉や食事などを含む日本文化についても紹介して欲しいとのこと。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と共に以下の活動を行う。(活動対象はグレード7~11の生徒で日本の中学1年生から高校1年生相当)
1. 特別美術コースカリキュラム、指導内容の充実・強化(日本の指導内容・指導要領の紹介、現状に応じた改善案の提案等)
2. MAPEHクラスとしての美術指導内容への助言
3. 担当教諭や指導者向けの研修企画、指導プログラムの作成、実施サポート
4. デモ授業や生徒や教員に対するレクチャー等の企画・実施(美術関連のみではなく、日本文化等についても希望)
※近隣の小中学校を訪問し、生徒や教師に対してデモ授業や研修などを実施する可能性もある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
デスクトップ及びラップトップコンピューター、執務スペース等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:地域主任50代、MAPEH担当60代
ナショナルハイスクールMAPEH責任者50代、
特別美術プログラム担当教師9名
対象生徒は約200名(G7-11、各学年50名程度)
※美術特別クラスは専攻生徒のみで週4時間
※MAPEHクラスは全学年週1時間
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(美術))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:教員への助言等を行うため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく協力が有用
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(15 ~ 25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
隊員は教育省ベンゲット州学校局事務所カリキュラム実施課に所属するが、通常は隣にあるナショナルハイスクールで活動を行い、必要に応じ学校局カリキュラム実施課で執務にあたる。