要請番号(JL01223B22)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
ボホール州農業局
3)任地( ボホール州ビラール町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はボホール州における環境にやさしい農業産業の発展を目指し、農業及び漁業部門に対して官民パートナーシップ制度などを通した様々な支援サービスを行っている。その取り組みの一つとして、漁業生産性の向上を目指した養殖業者への支援があり、国立ボホール総合大学ビラールキャンパス内にある孵化場を活用したテラピア種苗(稚魚)の供給を行っている。農業局全体の予算は約2億3千万円で、そのうち孵化場強化プロジェクトとして450万円程度の予算が割り当てられており、プロジェクトを担当する職員は6名。なお、農業局は州都タグビラランにあるが、孵卵場は約45キロ離れた内陸部のビラールにあり、大学の実習場としても機能している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ボホール島における漁業生産高の需要に対する充足率は65%程度で、十分とは言えない状況にあり、これを解決するための一つの手段として養殖業者への種苗の供給支援を実施している。その強化にあたり、種苗の生産性の向上、生産管理技術の改善を目指して隊員の要請となった。孵化場は約1ヘクタールで、繁殖池、コンディショニングタンク、稚魚タンクとしての20のコンクリート製コンパートメントと、育成池としての 6 つの自然池で構成されており、テラピア種苗の生産のみが行われているが、可能であれば、現在はほぼ池で泳がせているだけのアフリカナマズの種苗生産も取り入れたい考え。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
ボランティアは水産生産課に所属するが、基本的には孵化場において活動し、担当職員たちと共に働きながら以下の活動を行う。(定期的に州都の農業局を訪れ報告や情報共有なども行う。農業局からも定期的に担当者が養殖場を訪問。)
・テラピア種苗の効率的な生産についての助言や提案、資料作成
・アフリカナマズの種苗生産試験及び導入、全雄テラピアの飼育試験、資料作成
・飼育飼料の検討及び開発、給餌試験
・ほかの養殖場視察、配属先養殖場のコスト分析、設備飼育及びシステムについての改善点の提案など
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コンクリート製池、自然池、顕微鏡、屈折計、重量計、小型ペレタイザー等
4)配属先同僚及び活動対象者
水産生産課職員11名(農業局職員114名)
水産生産課上司:30代女性、農学士、経験10年
プロジェクト担当:50代女性、養殖技術者、経験25年
孵化場職員:養殖技術者50代男性、スタッフ男性2名、
警備員3名
活動対象者:養殖業者約250名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:配属先希望により
[学歴]:(大卒) 備考:専門知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言等を期待
[参考情報]:
・学歴大卒:水産系
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
淡水孵化場および養魚池の管理、生け簀の建設・管理などの知識の共有にも期待されている。
ほとんど機械化されていないシンプルな自然稚魚養殖がおこなわれている。