要請番号(JL01223B34)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
国立ボホール島総合大学
3)任地( ボホール州タグビララン市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立ボホール島大学は、1907年に設立された52の学士プログラムと8つの修士課程を持つ総合大学。学生数約7000名、職員約300名でボホール島内に5つのキャンパスを持つ。メインキャンパスにある同大学工学・建築・商業デザイン学部では、フィリピン大学国立地質科学研究所の支援の下、ほかの4つの大学と協力して、ビサヤ地方に遺産保護研究開発センターを設立することを目的とした遺産保全プログラムを実施予定で、ビサヤ地域に存在する歴史的に重要な遺産構造物の調査を通して、遺産保全戦略を検討・策定しようとしている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
大学のあるボホール島には数々の歴史的に重要な遺産構造物があり観光資源にもなっているが、適切な保存・保護対策がとられておらず脆弱な状態。遺産保全プログラムでは5つの大学がそれぞれ異なるプロジェクトを担当し、ボホール島大学はボホール(10 か所)およびドゥマゲテの(1 か所)の対象建築遺産の文書化と構造モニタリングを担当することとなっているが、経験や知識が十分でないことから協力隊員の要請となった。
既存の遺産の目録作成、特徴分類、評価及び分析を行い、遺産保全戦略の策定に必要な現地化ツール/ガイドライン/枠組みの設定、適切な遺産保全戦略の設計と導入を目指している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に以下の活動を行う (本プログラムの主な調査・保護対象遺産は、石灰岩で作られた教会などの古い建築物)
・対象となる11か所の遺産の調査(調査方法及び調査結果の策定を含む)
・学内職員の知識や能力強化に向けた、セミナー/ワークショップの実施支援
(遺産構造物の特徴分類、評価、分析等について)
・遺産保護ガイドライン及びガイドブックの作成支援
・保護戦略の導入と促進支援(展示会やローカルメディア等での紹介など)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Software (MIDAS Linear, SAP2000Linear, SketchUp Pro, LUMION)、ドローン・360度カメラ、非破壊検査装置、レーザースキャナー、材料試験装置等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
学部長 40代男性(コンピュータ工学修士)、
プログラム責任者 30代女性(工業デザイン学士、製図学修士、技術経営学博士)、その他プログラム担当4名
他の協力大学等の担当者等とも協働の機会がある
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:専門知識が必要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験による知識に期待
[参考情報]:
・大卒:建築、構造工学、文化財保護等
・経験:遺産保護・保全にかかわった経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先ではこれまでにデザイン隊員が4代に渡り活動した経緯があり、協力隊員に対する理解がある。