要請番号(JL01224A01)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
カピス州マンブサオ町役場 災害危機軽減管理事務所
3)任地( カピス州マンブサオ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カピス州マンブサオ町は、パナイ島北部のロハス空港から40キロほど南下した場所に位置し、26バランガイ(最小行政区)、人口40,690人、小中高39校があり、農業(米とココナツ)を主産業とする小さな町である。町には3本の川が通っており、毎年7月~12月頃(雨季)には、大雨の影響で河川沿いを中心とした地域の3,000人ほどが浸水被害を受けている。配属先である災害危機軽減管理事務所は、職員42名(正規職員6名、非正規職員36名)、地元大学インターン生も常時受け入れている。町内に防犯カメラや河川観測カメラなどは設置できておらず、現状は地理情報システム(GIS)からハイリスク地域を事前に特定し、降雨で浸水リスクが高まると、河川にある水量メモリを目視確認しながら該当エリアに避難指示をだしている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の所長は2022年~2023年JICA課題別研修「洪水・防災」研修生として一年間日本に滞在しており、日本国内にあるいくつもの防災教育センターや小学校での防災訓練のようすなどを見て学んできた。2023年9月フィリピンに戻ってからマンブサオ町全体のさらなる防災力向上のため、これまで同所としてリーチできていなかった町内小中高校にいる防災担当教員と連携し、子どもたちへの防災教育推進を通じ、住民一人ひとりの防災意識向上につなげたいと考えた。しかし現状は配属先スタッフ向け各種研修等しか実施できておらず、それら知識の定着や強化も促せていない状況である。今後、配属先職員らのスキル向上を図り、さらに日本の防災知識・技術や防災教育事例の紹介を通じて、マンブサオ町の防災力を高めたいと考え、JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と共に、以下の活動を行う。
1.学校やコミュニティを巡回し、防災意識に関する調査/評価を実施
2.重点的に防災教育を実施していくパイロットエリア(学校、バランガイ)を選定する
3.パイロットエリアを対象に、ワークショップ、研修、セミナーの実施 (例:応急処置、水難救助、捜索救助、避難訓練等)
4. 防災キャンペーン活動の提案実施(防災月間イベント、防災啓発グッズ、ポスター作成コンテスト等)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、事務用品、応急処置キット、救助救出用具(サーチライト、担架、はしご等)、ポータブル発電機、空撮ドローン(災害後の被災地確認など)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
所長(40代男性)、カウンターパート(20代女性、教員免許有)、職員42名(20~40代)
活動対象者:
配属先スタッフ、マンブサオ町パイロットエリアの学校教員、生徒、住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(高卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく助言を要する
[汎用経験]:
・地域社会を対象とする活動の経験
[参考情報]:
・防災センター等に勤務した経験があると尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地Mambusaoは小さな町であるため設備の整った病院はなく、心身ともに健康な人材が望まれます。設備の整った病院があるマニラ首都圏までは空路移動となり、最寄りのRoxas Airportまでは公共交通機関(ジプニー等)で1時間程度を要します。