2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01224A04)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
C108 土壌肥料
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2
カラバオセンター外観 カラバオセンター前を通る、公共交通機関(バス) 配属先の同僚たち 配属先の同僚たち 配属先の同僚たち

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

農業省フィリピンカラバオセンター ウバイストックファーム

3)任地( ボホール州ウバイ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

フィリピンカラバオセンターはフィリピン農業省下の国家政府機関で、乳、肉、労働力、皮革の供給源としてカラバオ(水牛)を飼育、繁殖促進し、地域農家の生活及び生計向上に貢献することを目的としている。配属先となるウバイストックファームはフィリピン国内に13か所ある地域センターの一つで、ボホール、セブ、マスバテ州においてカラバオ開発プログラムを実施しており、人工授精、雄牛の貸し出し、生乳分析、栄養や環境の研究、技術者及び農民に対する各種研修及び普及活動、マーケティング支援などを行っている。なお、それら活動の傍らで、環境的、コスト的に問題となっている家畜排泄物の管理および活用を検討しており、酪農家にとって追加の収入源となる有益な事業として展開して行きたいと考えている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先では2013年に施設農場のカラバオ堆肥を使ったバーミキャスト生産に着手したが、人手不足や知識不足といった理由で継続しなかった。2019年にセブ島を拠点とするパートナー協同組合のひとつが、同センターに高倉式コンポスト技術を導入し、こちらは現在でも継続して行われているが、さらなる活用と持続可能な事業としての定着を目指してJICA海外協力隊の要請となった。なお、配属先農場だけではなく、各農家でも実践できる仕組みを整えたいと考えており、将来的には農家が農業廃棄物を経済的価値のあるものに変換し、同時にカーボンフットプリントを最小限に抑えることを目指している。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

カウンターパートと共に以下の活動を行う。
・酪農場及び小規模農場・家族飼育での廃棄物(飼料残渣・青草等)とカラバオ糞尿を利用した有機肥料生産手順の開発
・異なる炭素源基質と組み合わせたカラバオ有機肥料の比較研究、サイレージ飼料栽培への肥料効果試験
・農業法に基づく有機肥料の表示要件の遵守促進(推奨用途を含めた適切なラベリングの普及およびその手配)
・個人農家へのカラバオ堆肥を利用した有機肥料生産の普及
・生産された有機肥料のマーケティング販売促進支援

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

シャベル、一輪車、ペール缶、スプリンクラー、プラスチックドラム等
*肥料の化学的分析は近隣の大学等へ外注しており、当要請では分析技術は求められていない。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先職員は61名(うち10名が正職員)

配属先同僚:カラバオ関連企業開発部門職員40代
プロジェクト責任者:農業技術者40代男性

活動対象者:対象地域の酪農家は約150名程度

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学系 備考:基本的な専門知識が必要

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実際の開発や分析を行うため

[参考情報]:

 ・有機肥料生産に関連した経験や知識が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先は村落部に位置しているため、約1キロ離れた小さな町に住み、自転車・徒歩通勤することを想定しています。任地Ubayは遠隔地の僻地であり設備の整った病院はないため、心身ともに健康な人材が求められます。設備の整った病院のあるマニラ首都圏・セブ市までは空路移動となり、最寄りのTagbilaran airport までは公共交通機関(バス)で3時間を要します。