2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01224A05)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
C201 家畜飼育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2
配属先オフィス オフィス併設のショップにならぶ商品 (左から)配属先職員、配属先マネージャー、組合農家 (左から)配属先職員、配属先マネージャー、組合農家 (左から)配属先職員、配属先マネージャー、組合農家

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

ビコール酪農協同組合連合
NGO

3)任地( カマリネス・スール州ピリ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先となるビコール酪農協同組合連合は6つの協同組合からなり、乳製品、その他の農業関連製品および加工品の生産を通した地域産業の発展を目指している。カマリネス・スール州最大の乳製品メーカーでもあり、新鮮な牛乳及び乳製品に対する地域のニーズにこたえるため、米国農務省の支援を受けたランド・オ・レイクス財団のプロジェクトとして生乳加工を開始。2008年に酪農生産者の連合体として活動が始まり、2010年に協同組合連合となった。協同組合開発局に正式に登録された組織で独自の加工工場を有し、酪農生乳の生産、加工、販売を行っている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先では各協同組合メンバーの生乳生産量を増やそうと努力してきているが、近代的及び先進的な酪農知識が不足しているため低い生産性が改善されない状況が続いている。その改善策として農業省と協力して5つの農場の設立を計画しており、うち1農場は連合直轄となる予定。現在、個人酪農家のサポートは国家酪農局や自治体農業事務所と協力して行っているが、個人酪農家に対する充実した支援、設立予定農場の立ち上げ及び効率的な管理を充実させるためにJICA海外協力隊の要請となった。ボランティアには個人の酪農家及び酪農協同組合を対象に、酪農経営、飼養管理、家畜の健康管理の面での協力が求められており、乳房炎の早期発見方法や有機飼料の給餌など日本での実践例の共有にも期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

同僚と共に以下の活動を行う。
・各農家や酪農場を訪問し問題点や改善点を洗い出し必要な助言や改善策の提案、研修などを行う
(家畜の健康状態、搾乳衛生環境、飼料・水・栄養管理、家畜衛生等)
・それら結果から各酪農家及び酪農場での経営管理の仕組みを標準化し乳質と生乳生産量の増加を目指す
・カウンターパートと共に標準化した経営管理の実践をサポートし、現場に定着させる

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

酪農家によって設備等は異なる。1酪農家が飼養している牛は6頭から18頭程度。
予定されている農場での飼養予定数は30頭で、直轄予定の農場では50頭を飼養予定。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先職員は11名。
配属先同僚:マネージャー30代、カウンターパート20代
活動対象者:6つの協同組合のうち3つが酪農に関する活動を行っており、それぞれに所属する6酪農家17名をサポートする。現在飼育されている牛は合計で62頭。
農場設立に向けて新たに2名の技術職員の雇用を検討している。

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)畜産学 備考:専門知識に基づいた活動のため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく知識の共有

[参考情報]:

 ・学部 : 酪農、畜産、獣医学等

 ・家畜人工授精・獣医師資格等があるとなお良い

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

酪農経営管理に関する知識の共有が期待されている。