要請番号(JL01224A10)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
コゴン小学校
3)任地( レイテ州パロ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はレイテ島の東海岸に位置するパロ町の第2地区教育事務所の管轄下にある小学校で、児童の学力向上や教員の能力向上に向けた研修を通じて、教員の質的改善に取り組んでいる。児童数約400名、教員16名で、人件費を除く年間予算は約100万円の小規模な小学校である。2013年の台風ヨランダによって特に大きな被害を受けた地域で、復興支援として海外ドナー(USAID、国際NGO)から教室補修や備品寄贈などの支援を受けている。以前までフィリピンの初中等教育は10年生(日本の高校1年生)で終了していたが、2016年から12年制が導入され、それに合わせて新指導要領が制定された。新指導要領では生徒が自ら考える力を育む教育の実施が求められている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2016年から初中等教育12年制がフィリピンに導入され、それに合わせて新指導要領が制定されている。コゴン小学校では特に、21世紀型スキルの向上を盛り込んだ算数と理科の学力向上をめざしているが、教員の知識不足や学習教材不足から、具体的な成果が見られていない。21世紀型スキルについても一部教員が研修を受けた経験はあるが、その具体的な導入・実践方法については理解が曖昧なままでいる。さらに2020年4月頃から新型コロナ感染拡大防止のためフィリピン全教育機関での対面授業が厳しく制限され、当校児童も登校を許可されない状態が約2年間続いたため、これら影響による全児童の学力低下が深刻である。そこで、教員らと21世紀型スキルについて共に考え実践方法を模索しながら、特に小学4~6年生向けの算数と理科の授業づくりを補助できる人材を求め、JICA海外協力隊の要請がされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
小学校4-6年生(年齢10-12歳程度)を対象学年とし、21世紀型スキルを伸ばすため以下の活動を行う。
1.算数、理科の指導改善の提案と授業補助
2.算数、理科の教材作成や、既存教材の改善指導
3.授業研修会の企画・運営補助
その他、学校行事の補佐、学校環境改善の支援等への助言、レイテ島内の他小学校へ派遣予定の隊員との連携可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教材(教科書、フラッシュカード等)、パソコン、プリンター
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長(40代男性)、他教員16名
カウンターパート:理科教員1名(40代女性、教員歴19年)
活動対象者:教員及び児童約400名(主に小学4~6年生)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:理論的に学んだ経験が必要
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:経験に基づく助言を要する
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
理科の実験器具等はほぼ無いため、任地にある身近なものを工夫して教材に取り入れる必要がある。