要請番号(JL01224A12)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
タクランガ小学校
3)任地( レイテ州パロ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はレイテ島の東海岸に位置するパロ町の第2地区教育事務所の管轄下にある小学校で、児童の学力向上や教員の能力向上にむけた研修を通じて、教員の質的改善に取り組んでいる。児童数約250名と小規模の小学校で、小学4-6年生児童は約95名、理数科教員は3名。人件費を除く年間予算は日本円で約70万円。フィリピンの初中等教育は10年生(日本の高校1年生)で終了していたが、2016年から12年制が導入され、それに合わせて新指導要領が制定された。新指導要領では生徒が自ら考える力を育む教育の実施が求められている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当校では、これまで算数と理科を重点科目として学習指導に取り組んできているが、教員の知識や学習教材の不足から成果は見られていない。さらに2020年4月頃から新型コロナ感染拡大防止のためフィリピン全教育機関での対面授業が厳しく制限され、当校児童も登校を許可されない状態が約2.5年間続いたため、これら影響による学力低下がより深刻なものとなってしまった。また新型コロナ感染拡大による保護者の失職などが理由で周辺私学から同公立小学校への転入生が増え、児童数は新型コロナ流行前と比べ100名以上増え、さらに一人ひとりの児童への教育が行き届いていない状態にある。そこで、教員への支援や学習教材を拡充・強化できる人材をJICA海外協力隊に求め、隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
小学4-6年生(年齢10-12歳)を対象学年とし、以下の活動を行う。
1,理数科教員とのティーム・ティーチング
2,理数科教員に対し、授業でのデモンストレーション・自主勉強会等の企画・運営補助
3,日本での理数科教授法やベストプラクティスの共有
4,理数科の教具の提案と作成
その他、学校行事の補佐、近隣校での出張授業・研修の支援等への助言、レイテ島内の他小学校へ派遣予定の隊員との連携可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター等、事務機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長 50代女性、カウンターパート(女性教員)含む、配属先教員7名
活動対象者:カウンターパート含む理数科教員3名、4-6年生の児童約95名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:理論的に学んだ経験が必要
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:実務経験に基づく助言を要する
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
理科の実験器具等はほぼ無いため、任地にある身近なものを工夫して教材に取り入れる必要がある。