要請番号(JL01224A18)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
カマリネス・スール州シポコット町役場農業事務所
3)任地( カマリネス・スール州シポコット町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
シポコット町は46のバランガイ(村)からなる地方自治体で、配属先の農業事務所は、地域の農業と漁業の発展と成長を目指し住民に様々なサービスを提供している。貧しい農村地域への支援、生計向上プロジェクトも実施するほか、他の政府機関やNGOとの各種プロジェクトや支援活動も行っている。また、農業省及びフィリピンココナツ庁の、高価値作物開発プロジェクト、ココナツ生産プロジェクトに参加しており、2か所のデモファームでは、稲作、果樹の接ぎ木、ミミズ堆肥、野菜の試験栽培、トウモロコシ生産、温室栽培、地鶏養鶏、養豚、ヤギ飼育、ドラゴンフルーツ栽培等を行っている。総職員数は43名(正職員15名、契約職員28名)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
実施中の高価値野菜開発プロジェクトおよびココナツ生産プロジェクトを強化するため、隊員の要請となった。新しい農業技術や知識の共有による農民の能力強化および意識の改善に期待されている。
現在主に生産されている高価値作物は、キャベツ、ゴーヤ、サヤインゲン、ナス、カボチャなど。気候変動の影響や流通に関連した課題もあるため、それら改善策の検討と合わせて、新たな栽培種の導入や、農地の有効活用に向けた間作なども取り入れたいとのこと。ココナツについては現在はコプラの生産が主流でその他の製品等の利用も検討したいとの考え。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
高価値野菜開発プログラム担当者と共に以下の業務を行う。
・デモファームでの試験栽培
・地域農業者グループの栽培現場を訪問し栽培状況の調査や栽培技術指導を行う
・高価値野菜や付加価値を考えた栽培の検討及び提案と必要な技術指導(個別指導や研修の開催など)
・財務管理や支援プログラムの活用なども含めた栽培管理の指導
・ココナツの活用検討(可能であれば)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
農機具等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
町役場農業技術者40代男性、高価値野菜開発プログラム担当者20代男性、デモファーム従事者13名
活動対象者:農家グループ(20代から70代と様々)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:専門知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく知識が必要
[汎用経験]:
・播種から収穫までの栽培経験を2作物以上
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地Sipocotは小さな町であるため設備の整った病院はなく、心身ともに健康な人材が望まれます。設備の整った病院があるマニラ首都圏までは空路移動となり、最寄りのNaga Airportまでは公共交通機関(バス等)で2時間程度を要します。