要請番号(JL01224A22)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
アンティケ州トビアス・フォー二エル町役場農業事務所
3)任地( アンティケ州トビアス・フォー二エル町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パナイ島アンティケ州の西南部に位置し、50のバランガイ(村)からなる人口約3万3千人の町で、住民の大半は農業や漁業で生計を立てており、2021年の漁獲量は約853トン。多くは自給自足に近い生活を行っているが、海外に出稼ぎに行く人材も多い。配属先である町役場の農業事務所には12名の正規職員と21名の契約職員が配属され、基本的農業支援サービスの提供が主な役割となるが、沿岸資源を含めた環境の管理や保護もその業務に含まれている。なお、通常環境に関しては環境天然資源事務所が管轄するが、当自治体では農業事務所の兼轄となっており、環境に関して、固形廃棄物管理、平地開発、流域開発、沿岸資源管理も担当している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
トビアス・フォーニエルには12の沿岸に面したバランガイがあり、4か所の海洋保護区がある。配属先では沿岸資源の管理や保護の強化を目指して様々な活動を行っているが、違法漁業や不十分な漁業規制、海藻・マングローブ・サンゴ礁の生態系の保全・保護、住民の意識の低さなどが課題として挙げられており、これら課題について、沿岸地域住民の理解や認識を促進させるための働きかけの強化が重要と考え、環境教育プログラムの運営支援を主な目的としてJICA海外協力隊の要請となった。沿岸資源の管理保護に加え、海洋保護区、湾岸生態系、固形廃棄物管理、気候変動、その他湾岸地域社会に関する各種連続講座の企画実施サポート等にも期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に以下の活動を行う予定。
1. 環境教育計画の策定支援(環境教育策定への参加、環境教育における新しい技術・アプローチ、日本や外国のグッドプラクティスの紹介・共有)
2. ターゲットを意識した環境教育、情報・教育・コミュニケーション資料の作成・改善、配布及び普及支援
3. 地域住民の環境意識の向上を目指し、住民組織やバランガイ評議会とのミーティングに参加し、助言や協議を行う
4. 学校現場等での環境教育の促進のため、トピック毎の連続講座等を企画・実施し、教育者向けのマニュアル等も作成する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
基本的なオフィス施設、備品、移動手段等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:水産普及員(25歳)、養殖技術者(43歳)、
シーガード・リーダー(44歳)、環境・天然資源担当官、
沿岸資源管理スタッフ5名(主に20代で40代1名)
活動対象者:沿岸の村にそれぞれある12のバランガイ評議会、地域には約2500人の漁民がいる。
その他、地域の学校関係者、生徒等。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)環境科学 備考:基本的な専門知識が必要
[経験]:(実務経験) 備考:特記事項参照のこと
[汎用経験]:
・環境関連活動の経験や知識
・地域社会を対象とする活動の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
【学歴専攻】環境科学、生物学、水産学、海洋科学等関連コース等
【実務経験】環境教育、地域社会活動、地域の湾岸資源管理などに少なくとも1年以上携わった経験があるとよりよい
任地Tobias Fornierは小さな町であるため設備の整った病院はなく、心身ともに健康な人材が望まれます。