要請番号(JL01224B05)
募集終了
2代目
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
セブ技術大学 メインキャンパス 情報通信技術学部
3)任地( セブ州セブ市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同大学は1911年セブ貿易学校として設立、その後2009年に州立大学として認可されました。州内に24ヶ所のキャンパスを有し、情報通信技術、工学、教育、経営、芸術、水産、農業、看護等の学部で構成されています。配属先となるメインキャンパスはセブ市内に位置し、メインキャンパスの学生数は、約20,000名。1988年から断続的に、電子機器、自動車整備、水産物加工といった隊員も派遣されてきた経緯があり、学部内には、当時の隊員から指導を受けた経験を持つ教授もいます。直近では、2020年までコンピューター技術隊員が派遣されていました(コロナ禍のため、任期途中で退避)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
セブ市は、観光のみならず情報通信産業の振興にも力をいれており、ソフト制作やアウトソーシングを行う企業がセブに本社を置き、欧米グローバル企業のコールセンター業務を請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)が急成長しているなど、フィリピン中部のIT都市にとして発展しています。このような環境に囲まれた同大学は、IT企業への人材育成だけでなく、地域の課題解決に向けた取り組みも期待されており、学部の特徴を活かした課題研究を実施しています。今回の要請では、情報通信技術学部の課題研究のプロジェクト(SDGs、地域サービス等)に協力する要請となります。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
情報通信技術学部に属し、おもに3年生に対して、下記の活動を行います。
1.同僚とのティームティーチングによる授業(プログラミング言語、システムアナリストおよびデザイン)の実施
(指導するプログラミング言語はC,C++, Python, PHP,MongoDV,Java,MySQLを予定)
2.学生が行う課題研究(テーマを設定してタブレットや携帯のアプリケーションソフトウェアやデータベースを作成、IoTシステムの試作)への助言や技術的な支援、実習授業の改善に向けた助言や技術的な支援。
3.同僚教員の技術・知識力を向上させるための支援(勉強会開催など)。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC専用教室(8カ所)、ネットワークサーバー、PC、プロジェクター、コピー機等
IoTデバイスは学生が購入(Arduino, Raspberry Piや、センサー類、通信モジュール等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:2名
教授 50代 男性(勤務経験19年)、教授 30代 男性(勤務経験9年)。
その他、同僚教授及びインストラクター22名
活動対象者:
情報通信技術学部の学生(3年生)約200名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理工系 備考:大学での活動に必要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実務経験に基づく助言が必要
[参考情報]:
・IoTシステム開発経験が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
これまでの課題研究としては、農業や野良犬保護の検索アプリ、離島の気象テレメーターシステム構築があげられる。前任者が作成した気象テレメーターシステム(Raspberry Piにて動作)の完成に向けての協力も期待されています。