要請番号(JL01224B08)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁 ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
農業省フィリピン水牛センター(PCC)本部
3)任地( ヌエバエシハ州ムニョス市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サイエンスシティと呼ばれるムニョス市に位置しており、稲作や淡水魚の研究・普及施設、セントラルルソン大学といった教育機関も隣接しています。同配属先はフィリピン水牛法に基づき設立され、水牛の遺伝的改良/飼養技術改善とその農家への普及、水牛乳/肉製品等の品質管理技術、販路拡大やビジネスモデルの確立など水牛産業を推進しています。本部施設内には各種研究施設があり、職員数は約200名、予算は約10億円/年。国内には12の地域センターを有しています。2000年から5年間、JICA技術協力プロジェクト「水牛及び肉用牛改良計画」が実施され、JICA海外協力隊も派遣実績があります。
【要請概要】
1)要請理由・背景
PCC本部では2013年からDairy Herd Improvement Program(以下DHIP)をヌエバエシハ州で実施しており、同州内の乳用水牛飼養のレベルは他州に比べて高いものの、水牛乳/肉製品の普及においては、十分とは言えない状況にあります。特に、水牛乳/肉の優位な点を活かした製品開発や販売ができておらず、他商品と差別化ができていない現状です。水牛乳/肉の付加価値を高め、酪農家の収入向上、水牛の普及を促進するために、JICA海外協力隊の要請に至りました。過去には、家畜飼育・飼料作物、獣医師隊員が派遣された経緯がありますが、畜産・乳製品加工隊員の派遣は初代となります。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
食品加工ラボラトリーの同僚職員とともに、下記の活動を行います。
1.水牛乳/肉を用いた既存製品(ジェラート、乳飲料、菓子類)の品質改善に向けた支援(民間企業や酪農組合対象)
2.食品衛生基準に基づいた製品製造の促進と改善支援
3.水牛乳/肉を用いた新製品開発、加工技術の提案(現在試みているのは、チーズ、ヨーグルト、ジャーキー、ソーセージなど)
4. 商品のパッケージング、デザイン、マーケット開拓についての助言(対応可能な範囲で構わない)
5.上記活動において、必要に応じて、同僚職員、製造業者や酪農組合、酪農家へのトレーニング
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
食品加工に用いる一般的な調理器具、テキスチャー測定器、水分量計、水分活性測定器、粘度計、クリーンベンチ、インキュベーター、オートクレーブ
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
主任:女性30代 実務経験12年。
他、同僚職員 1名女性 30代、実務経験10年、支援スタッフ2~3名
活動対象者:製造業者、酪農組合、酪農家など
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:専門知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実務経験に基づく助言を要する
[参考情報]:
・農学、畜産学等、食品加工関連の専攻が必須
・乳製品の開発実務経験が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地であるムニョスは小さな町であり、医療設備が整った病院のあるクラーク市までは、公共交通機関で2時間を要します。