2024年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01224B12)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3
マアシン中央小学校の児童たち 理科室の理科教材保管キャビネット 配属先の同僚(教員)たち 配属先の同僚(教員)たち 配属先の同僚(教員)たち

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

マアシン中央小学校

3)任地( イロイロ州マアシン町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

イロイロ国際空港から北へ車で30分程の距離にある、全校生徒(幼稚園~小学6年生)約1,200名のマアシン中央小学校。教員数は52名。幼稚園3クラス、小学1~4年生5クラス、小学5~6年生6クラスに加え、障害児・者を対象とした特別支援センターを有している。特別支援センターには2013年~2020年まで3代のJICA海外協力隊(職種:障害児・者支援)が派遣されており、学内外でJICA海外協力隊の存在は広く知られている。フィリピンでは幼稚園~小学3年生では学級担任が全教科を受け持ち、小学4~6年生では科目専攻の教員が各教科を分担して教えるのが一般的で、同校でも小学校4~6年生の算数担当教員5名(45~53歳、教員歴19~29年)、理科担当教員3名(51~53歳、教員歴16~26年)が勤務している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

フィリピンはコロナ感染拡大防止のため2020年3月から全教育機関での対面授業が厳しく制限され、同校児童も約2.5年もの間、学校への登校を禁止されていた。その間、教員は学習プリント配布して家庭学習を促していたが、児童は教科書を読む習慣すらも薄れ、十分な質の教育を提供できない時期が長く続いていた。そして対面授業が段階的に再開された2022年10月に数的能力テスト:Enhanced-Regional Unified Numeracy Testを実施したところ、同校4~5年生児童の約30%が学年相応の基礎学力を習得できていない実情が判明した。同校ではこの事態を深刻に受け止め、特に理数科の担当教員らによる上記30%に当たる児童への早急な介入と対策が必要と考え、これまで特別支援センターで障害児・者支援へ貢献してきたボランティア事業に協力を求め、今般「小学校教育」でのJICA海外協力隊を強く要請するに至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

算数と理科を担当する同僚教員と以下活動を行い、対象児童の理科と算数の学力を向上を目指す。
1,小学4~5年生の補習授業の補助
2,日本の算数と理科の授業例やグッドプラクティスの紹介
3,理科と数学の教材開発、及び教材を使った授業でのデモンストレーション
4,楽しく理科を学ぶことができる実験クラスを企画、実践する
その他、学校行事の補佐、イロイロ州内の他JICA海外協力隊との連携の可能性がある。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プロジェクター、事務機器
理科教材(人体模型、顕微鏡、じょうご、アルコールランプ、メスシリンダー、温湿度計、コンパス等)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
マアシン中央小学校教員52名。内、カウンターパート2名(40代男性/算数担当/教員歴24年、50代男性/理科担当/教員歴27年)
活動対象者:上述テストにて基礎学力を十分に満たせていないとされた児童約100名、四年生の理数科教員2名、五年生の理数科教員2名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚とのバランス

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:実務経験に基づく助言を要する

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

同小学校には2013年10月~2020年3月の間に3代の「障害児・者支援」隊員が派遣されていた