要請番号(JL01225A05)


・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
女性のための地域保護センター
3)任地( イロイロ州ニュールセナ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
社会福祉開発省が管轄する、18歳から59歳の女性を保護するための施設です。虐待、搾取、人身売買等から逃れてきた女性(並びにその子供)を安全に保護し、安心して集団生活を送れるよう、ホストペアレンツが24時間体制で駐在しています。滞在中、自尊心を高め、ストレスを軽減できるようなセラピーや、危機管理のための講義、精神的に充実した生活を送れるような社会スキル支援、職業訓練を提供するほか、元の家庭や親族に戻れるような包括的な社会的・法的支援も提供しています。
2025年1月時点で、20代から30代の9名の被害者が保護されています(加えて、被害者の子供5名も保護されている)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同センターでは、精神的安定を基本とした包括的なプログラムや、社会的・法的サービスを提供しています。しかしながら、保護されている女性は長期に渡り身体的・精神的・性的な虐待を受け、他者への信頼、社会との関わり、充実した日常生活を送るための希望を損なうほどの深い傷を負っています。保護されている女性に寄り添い、話を聞き、孤独感を取り除き、心の健康を取り戻ずことを支援する仲間として、JICA海外協力隊の要請に至りました。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚や、ボランティアとともに、下記の業務に携わります。
1. 保護されてる女性が安心して施設での生活を送り、孤独感を軽減し、心の健康を取り戻せるよう、隊員は精神的な支えとなるような存在として寄り添いながら、新しい生活が送れるようリハビリテーションプログラムに協力します。具体的には、アート、音楽、手工芸、調理の他に、健康増進に向けた運動、スポーツの推進、グループセラピーに携わります。
2. 上記プログラムをグループ活動として実施、他者への信頼、社会と一員としての意識を高めることに協力します。
3. 他スタッフや外部ボランティアでも上記プログラムが担当できるよう、プログラム内容ををマニュアル化します。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
キッチンでの調理道具一式、手工芸道具一式
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
合計15名(センター長1名、ソーシャルワーカー2名、ソーシャルワーカー補助1名、ハウスペアレント6名、事務員1名、他4名:経験 3~15年)
活動対象者:20代から30代の女性9名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:女性向け施設のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動に必要
[汎用経験]:
・青少年の更生・保護、社会復帰に関する活動経験
[参考情報]:
・アート、手工芸、音楽、料理等のスキル必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
アート、手工芸、音楽、料理等のスキルは、活動対象者に教えることができれば、趣味レベルで問題なし(高度な内容は求められません)。