要請番号(JL01225A06)


・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
女子のための地域保護センター
3)任地( イロイロ州カバトゥアン町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
社会福祉開発省が管轄する、7歳から18歳未満の女子を保護するための施設です。虐待、ネグレクト、暴力、搾取、人身売買等から逃れてきた女子(並びにその子供)を安全に保護し、安心して集団生活を送れるよう、ホストペアレンツが24時間体制で駐在しています。滞在中、精神的なセラピー、社会スキル支援、職業訓練、学習支援を提供するほか、元の家庭や親族に戻れるような包括的な社会的・法的支援も提供しています。
2024年11月時点で、2~17歳の27名の被害者が保護されています(このうち1名は被害者の子供)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同センターでは、社会的・法的サービス、家庭生活支援、教育、心理的支援、健康福祉、経済的自立、レクリエーション、精神的安定を基本とした包括的なプログラムを提供しています。保護される期間は最低でも半年以上、長いケースでは2年にも及び、セラピーや家庭生活のための訓練等を受けたり、学童の場合は週に数日間だけ学校にも通学していますが、生活リズムが単調になりがちであるため、保護期間が長期化するにつれて精神的に疲れが蓄積しやすい集団生活を送っています。また、施設内で過ごす時間も長いため、他人と触れる機会も限定されています。このような環境において、多様なプログラムを提供できる存在として、JICA海外協力隊の要請に至りました。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚や、ボランティアとともに、下記の業務に携わります。
1. 被害者が安心して、新しい生活が送れるよう、隊員は精神的な支えとなるような存在となり、それぞれの成長を支え、自尊心を取り戻せるようなリハビリテーションプログラムに協力します。具体的には、アート、手工芸、コスメティック(セルフケア)、調理(自炊のためのスキル、クッキーなど)、生活に必要なスキルの実習に加え、グループセラピーや学習補助(学校に通学している児童の場合は宿題の補佐)が期待されます。
2. ハウスペアレント、外部ボランティアでも上記の実習が担当できるよう、研修を関係者向けに行います。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
キッチンでの調理道具一式、手工芸道具一式
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
合計26名(センター長1名、ソーシャルワーカー2名、ソーシャルワーカー補助3名、ハウスペアレント7名、事務員2名、総務1名、看護師1名、精神分析官1名、他8名:20代4名、30代9名、40代7名、50代4名、60代2名)
活動対象者:7~18歳未満の女子
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:女性向け施設のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動に必要
[汎用経験]:
・青少年の更生・保護、社会復帰に関する活動経験
[参考情報]:
・アート、手工芸、料理等、何かのスキル必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
アート、手工芸、料理、コスメティックなど、活動対象者に教えることができれば、趣味レベルで問題なし(高度な内容は求められません)。