要請番号(JL01822A01)
募集終了
2代目
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会開発・人間の安全保障省
2)配属機関名(日本語)
タンヤブリー貧困女性の保護施設
3)任地( パトゥムターニー県タンヤブリー郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1941年に男女共同施設として始まり、1988年に男女別の入所型施設としてあらたに開設された。本施設はタイ中央部11県を管轄しており、同様の施設はタイ国内に11か所ある。役所や警察からの連絡で保護されたホームレス、物乞いだった人約450名が入所しており、中には精神障害の方もいる。原則18歳以上のすべての女性を入所可としている。60歳以上の高齢者が多数入所しており、現在は入所者の300名以上が高齢者となっている。隣合う男性施設と共同で野菜栽培や家畜飼育などの活動も行っている。職員数は41名。寮10棟×60名、600名入所可能。2016年度3次隊で高齢者介護隊員が派遣されていた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同配属先は、他の施設で入所を断られた方が8割を占めている。入所者は、家族が見つかり社会復帰できるようであれば、3か月または6か月、1年の訓練を経て退所することができる。しかし、入所者は身寄りがなく10年以上入所している高齢者が多数いる。また、精神障害のため薬が必要な障害者もいる。同施設は、長期間にわたり入所している方々に対し、彼女らの心のケアやストレスの解消を目的とした新たなレクリエーション活動(体操、ゲーム等)を導入することや職業訓練で実践している織物や編み物、裁縫などの製品への助言や日本料理の紹介をするなど、入所者に対して様々な機会を提供することを目的に、JICA海外協力隊員の要請に至った。隊員が派遣されることで、入所者だけでなく、職員にとっても刺激となることが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 「入所者の個人の機能を向上させること」と「入所者のこころとからだのリハビリ」を目的としたレクリエーション活動を同僚とともに行う。
入所者は3つのグループに分けられており、そのそれぞれに応じたレクリエーション活動を考える。
①普通の生活がおくれるグループ②心理的にケアの必要なグループ③重度の精神障害がある高齢者のグループ
2. 配属先内外で行われる各種行事・グループ活動へ参加・協力をする。
3. 配属先のプログラムの中で、入所者の心のケアやQOL向上のためになる取り組みを助言、提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
手工芸道具、トレーニング器具、オープンスペース
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:職員 41名
内訳)入所室対応 25名
(20歳から40歳男性3名、女性22名)
活動対象者:約450名
うち300名以上が高齢者
2021年12月現在
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(介護福祉士)
[性別]:(女性) 備考:女性対象施設のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への助言が必要なため
[参考情報]:
・リハビリ関連の経験があるとよい
・精神障害者への対応経験があるとよい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(20~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活、活動上タイ語の習得は必須。マンパワーとしての活動も必要。