【配属機関概要】

3）任地（ ノンタブリー県ムアンノンタブリー郡 ） JICA事務所の所在地（ バンコク都 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 電車 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ノンタブリー県保健局は、地域住民のQOLの向上を目指し、地域における公衆衛生に関する啓発活動や保健・福祉サービスの提供、人材育成、サービスセンターの整備など、高齢者や障害者支援に関する業務を行っている。職員数は約120名。ノンタブリー県はバンコクに隣接し、都市化が進む地域。6郡52地区から成る。保健局へのJICA海外協力隊の派遣は2022年に栄養士及び高齢者介護派遣が初めてであるが、同県に保健省があることから、医療施設などへの派遣実績は過去に多数ある。同県はJICA技術協力プロジェクト「高齢者のための地域包括ケアサービス開発プロジェクト(S-TOP)」の実施サイトの一つであった(2022年10月終了)。配属先のホームページはこちら

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先があるノンタブリー県では人口約100万人に対する高齢者数は19～30%で、高齢化が進む地域の一つである。内、自立的な生活を送っている高齢者は約97%と言われており、高齢者の健康寿命を延ばすことを目指したデイケアセンターの整備に取り組んでいる。デイケアセンターは現在5カ所が運営されているが、2019年中に、さらに21ヵ所の開設を目指している。一方、CBR活動の人材育成、通所者のケアギバーの能力開発、高齢者数の急増などの課題があるため、県内デイケアセンターでの巡回活動を通じて、これらの課題対応の他、日本の地域包括支援の事例や知見共有のために本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. デイケアセンターでケアギバーや通所者に対して助言・指導を行う。
2. 高齢者支援に携わるスタッフや保健ボランティアに対し、知見・技術を共有する。
3. 地域の高齢者コミュニティをデイケアセンタースタッフらと巡回し、助言指導を行う。
4.配属先が実施するケアギバーや高齢者支援関係者向けの講習会にて、介護方法の紹介を行う。
※デイケアセンターにリハビリやマッサージを目的にやってくる高齢者が多いことから、身体機能に関する助言が求められる場合もある。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

運動器具、歩行補助具、ベッド、色紙や色鉛筆などのレクリエーション用具など

4）配属先同僚及び活動対象者

・配属先同僚:県保健局職員 115名
ヘルスプロモーションチーム7名(うち高齢者介護チーム 1名、30年の分野での経験有),デイケアセンタースタッフ(ケアマネージャー)病院スタッフ
・活動対象者:
地域住民、県内のケアギバー300人、保健ボランティア、通所高齢者など

【資格条件等】

[参考情報]：

　・高齢者支援の経験、又は、

　・高齢者家族や住民への介護教室、介護予防講座の経験があると尚良し

【地域概況】

【特記事項】

理学療法士や作業療法士の経験や知見、高齢者支援施設での経験があるとなおよい。
同時期に別職種の隊員が派遣されている場合、協働が求められる。