要請番号(JL01823A31)
募集終了
1代目
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
シーヤーヌソーン中高校
3)任地( チャンタブリー県ムアンチャンタブリー郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
豊かな自然に恵まれ観光地としても人気が高いチャンタブリー県にある配属先は、県内でも1,2を争う伝統ある中校一貫校である。学校の設立は1919年で歴史が古く、生徒約2,800名、教師約160名である。もともとは女子高であったため、現在でも女子生徒の割合が高く、男子生徒は200名程度である。日本語教育は、2007年からはじまり、現在では高校1年生から3年生までの専攻コース、選択コースに加え、2017年には中学生対象のコースも開始した。中学生は1年間に1言語ずつ学習し、3年間で日本語、中国語、クメール語の3言語を学習することになっている。2013年度と2014年度に日本語教育隊員の派遣実績はあるが、最後の派遣から時間が経過していることもあり、隊員派遣への強い希望が寄せられている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先には、タイ人日本語教員2名が在籍しており、日本語教育の発展のため熱心に指導にあたっている。現地教員の実践からはこれまでの隊員活動の成果が見られるが、作文や文法に関しては自信をもって指導することが難しい部分もあり、さらなる日本語指導力の強化が必要とされるため、隊員の派遣要請があげられている。過去配属された日本語教育隊員は、授業以外にも旅行ガイドブック作成、日本語文化祭、日本語能力試験対策、卒業記念講演のための日本語科の発表(歌・踊り・料理等)、卒業文集作成、スピーチコンテストや日本語キャンプでの支援等、幅広い活動を行ってきた。引き続きユニークな活動を盛り込み、新たなアイデアを提案しながら、活動を活性化していくことが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. タイ人教員とのチームティーチングを基本とした授業の実施。(1学年週8コマ)
2. 授業や日本語クラブ、日本語文化祭における日本文化の紹介
3. 同僚のタイ人日本語教師の日本語運用能力の向上支援・研修の実施
4. 日本語コンテスト出場(特に、スピーチ部門での支援・助言)・日本語能力試験のための指導
5. 日本語教育の向上、教材作成への支援、助言
6. 可能な範囲で他校に派遣されている隊員や日本語教育関係者と緩やかに連携し、情報共有や協力活動の企画・実施等を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
テキスト『あきことともだち』、『エリンが挑戦! 日本語できます。』、パソコン、プロジェクター、プリンター、校内インターネット(WiFi)、日本語特別教室
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:
タイ人日本語教師2名 (①男性40代、日本語教師経験13年、日本語能力試験N3相当、②女性30代、日本語教授経験5年、日本語能力試験N4)
・主な活動対象者:
高校生必修約40名 選択約25名、中学生約240名
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はタイ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:(女性) 備考:大半が女生徒のため
[学歴]:(大卒) 備考:大卒以上の同僚と協働するため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実際に授業を実施するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
センター校として地域の日本語教育を牽引する役割を担うべく、コンテストや日本語キャンプでも積極的な取り組みが求められる。
2学期制(5月~9月、11月~3月)、日常生活や活動上タイ語の習得が必須。