要請番号(JL01824A05)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ウィッタヤヌクンナーリー中高校
3)任地( ペッチャブーン県ムアンペッチャブーン郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はバンコクから北へ約360㎞、生徒数約2,600名、教師数約180名、1909年設立の市街地に位置する公立の中高一貫校である。理数科や社会科、外国語関連のコンテスト受賞歴がある。外国語は日本語、英語、中国語の専攻があり、中国等の外国籍の教師が約15名在籍、他国との交流も実施。日本語専攻コースは2015年に開講、校内では日本語の授業の他に、クラブ(日本語能力試験対策、料理、囲碁等)、キャンプ、七夕祭りなど、様々な日本語・日本文化に関する活動を実施し、教育省主催の日本語コンテストにも参加している。2019年度に国際交流基金の日本語パートナーズ(NP)の派遣実績あり。配属先のホームページはこちら
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先における日本語の授業は、選択科目として中学生に週2コマ、高校生に週1コマ、日本語専攻の高校生に週8コマを実施している。中学生にはひらがなやカタカナの読み書きは指導せず、会話や日本文化を教えている。日本語学習者の総数は1000名以上と非常に多いものの、最近の日本語専攻生徒の大学日本語学科進学率は約2割にとどまっている。特に、会話力や漢字を楽しく学べる工夫を取り入れて、生徒のモチベーションをアップさせ、日本語能力向上につなげたいとの思いから本要請に至った。タイ人教師との共働を通じてお互いに学び高め合いながら日本語教育の質の向上を目指す。なお、配属先からは日本語教育短期隊員派遣の希望もあり、今後募集する可能性もある。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. チームティーチングなど、タイ人教師と共働して日本語の授業を実施する。(1コマ50分、週20コマ程度)
2. クラブ(週1回)や七夕まつり、日本語キャンプ等の行事において日本語学習の機会や日本文化紹介を企画、実施する。
3. 日本語コンテストや日本語能力試験等に関して指導、助言する。
4. 教材作成など日本語教育の充実に向けて、学習環境を整備する。
5. 可能であれば、他校に派遣されている隊員や日本語教育関係者と緩やかに連携し、情報共有等の協力活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
日本語学習用の教室、ホワイトボード、TVモニター、PC、実物投影機、日本語教材(『あきこと友だち』、『こはるといっしょに』)、Web教材(『NHKやさしい日本語』 )
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
日本語教師4名(女性2名、男性2名、経験約1~13年、日本語能力試験N5~N3、訪日研修無し~1か月)
主な対象者:
選択科目履修生徒(中学1~3年生、高校1~3年生)約1000名、日本語専攻生徒(高校1~3年生)約90名
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はタイ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:大卒以上の同僚と協働するため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:指導レベルの幅が広いため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(14~39℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
一時的に同職種の他隊員と派遣時期が重なる可能性もある。2学期制(5月~9月、11月~3月)。活動対象者や同僚の日本語レベルは幅が広いため日本語のみでも活動は可能であるが、タイ語が話せる方が活動内容や範囲が広がる。生活上はタイ語必須。任地の病院では対応可能な治療が首都に比べて限られる。タイの住居はキッチンや洗濯機がない住居が一般的。