要請番号(JL01824A21)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
内務省
2)配属機関名(日本語)
ドンゲーオ町役場
3)任地( チェンマイ県メーリム郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
チェンマイ県はタイ北部の中核都市。配属先はチェンマイ市街中心部より北へ約15㎞離れた所に位置し、幹線道路沿いや山間部の村々を管轄する町役場である。職員数約60名。町には、約8,400世帯、およそ16,000人が居住する。隊員が配属される公衆衛生・環境課は、職員数約10名で、公衆衛生管理、野犬対策、廃棄物管理、サニテーション、高齢社会対策、等の幅広い業務を担う。廃棄物管理ではごみの収集から処分までを行い、焼却炉は古いものが3つある。ごみは、ドライごみ、ウエットごみ、リサイクルごみの3種に分別して収集し、ドライごみは焼却、ウエットごみは埋め立て、リサイクルごみとして収集する段ボールとペットボトルは小売店に譲渡しリサイクル業者に買取ってもらっている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タイでは、屋台などの外食文化が発達しているめ、使い捨て容器や袋などの消費が非常に多い。最近は空港や学校などで分別用のごみ箱を見かけるが、ほとんどの自治体では分別収集・処分は行われておらず、最終的に同じ埋め立て地に運ばれている。そのような中、配属先は分別収集に積極的に取り組んでいることから、他の自治体が視察に訪れている。課題はウエットごみがごみ全体の約50%と非常に多く効果的な処理方法がないことと、分別の未定着である。分別の啓発活動としてポスター等をオンライン上で公開し、ワークショップを年2回実施しているが、人的リソースも限られる中、より効果効率的な啓発方法が必要とされている。分別、収集の方法や仕組み、ウエットごみの活用・処理方法、啓発活動等に関して日本の事例を参考に、新たなアイディアを取り入れて課題を解決することを期待して、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 地域の廃棄物に関連する環境問題を調査・分析し、廃棄物処理に関わる計画の立案や見直しを行う
2. 分別、収集の方法や仕組み、ウエットごみ(生ごみ等)の処理・活用方法に関して日本の事例を紹介し、コンポスト等の需要を調査した上で改善策を検討する
3. ごみ減量・分別促進等に関する啓発活動を企画し、実施する
4. 環境啓発活動に使用するためのポスター等、展示物や教材を作成し、普及する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、Wifi、プリンター、事務用品、等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
公衆衛生・環境課の職員約10名(男女、30~50代、内1名が環境担当で環境博士)
活動対象者:
幼児から高齢者までの地域住民(町役場管轄下の学校3校の児童・生徒、教員を含む)
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はタイ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づく助言・提案が必要
[汎用経験]:
・環境関連活動の経験や知識
・ゴミ・コンポスト等の啓発活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(12~39℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
主な活動は企画・計画等であり、学校等の現場で環境啓発活動を実施する機会は現状年2回。 配属先のホームページはこちら
任地の住居は、キッチンや洗濯機がない住居が一般的。