要請番号(JL01824B08)
募集終了
4代目
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会開発・人間の安全保障省
2)配属機関名(日本語)
ナコーンラーチャシーマー人身取引被害者保護福祉センター
3)任地( ナコーンラーチャシーマー県ムアンナコーンラーチャシーマー郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本施設はタイ国内に複数ある人身取引被害者保護施設の1つで、設立は1997年、対象者は12歳から18歳までの女性である。入所者は近隣国出身者もおり、近年はその傾向が強い。入所者数は年間を通じて増減があり40~70人程度である。施設では退所までの約1年間、入所者へ衣食住と職業訓練(手工芸・美容理髪・料理等)、人身取引に関する講義等を提供している。また、情緒不安定になりがちな保護後まもない入所者に向け、初期入所者プログラムを実施し、情緒安定や自己肯定感向上を図っている。職員は、ソーシャルワーカー、心理カウンセラー、職業訓練士、寮母、事務員等約40名。
【要請概要】
1)要請理由・背景
入所者は、初期入所者用プログラムを経て各職業訓練等へと移行するが、これまでの隊員が、初期入所者に対して様々なアクティビティを実施してきたところ、入所者の情緒の安定、自己肯定感の向上がみられ、職業訓練移行後の入所者の取組み姿勢や生活態度が改善された。配属先からは引き続き、隊員の専門性を活かしたアクティビティの紹介・導入を通じたプログラム強化支援が求められていることから、後任の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は専門性を活かし、配属先と協議の上、以下の活動を実施する。
1. 初期入所者に対し、情緒安定や自己肯定感の向上、退所後の生活の準備につながるアクティビティの企画・実施
2. 入所者に対し、簡単な算数や英会話、日本紹介や軽い運動など、楽しく参加できるレクリエーションの企画・実施
3. 入所者に対し、人身取引や虐待被害に対する正しい知識を伝えるための、更正・支援プログラムの提案、企画・実施
4. 入所者に対し、女性のエンパワーメントに関する知識向上のためのワークショップ等の企画・実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
初期入所室(担当者用事務所・アクティビティルーム・TV&DVDルーム)、手工芸材料・道具、文房具、調理室など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 職員 約30名
ソーシャルワーカー 3名(30歳代女性、経験5年以上、20歳代女性、経験5年未満等)
活動対象者:
人身取引被害者施設初期入所者
人身取引被害者施設入所者
全員女性となる。
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はタイ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(教諭免許(校種・教科不問))
[性別]:(女性) 備考:女性保護施設のため
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴に準ずる
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務遂行に必要なため
[汎用経験]:
・青少年を対象とした活動経験(2年以上)
・青少年の更生・保護、社会復帰に関する活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~39℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
教員、児童相談所等福祉・司法施設・機関職員、臨床心理士、社会福祉士、カウンセラーなどの経験があるとなおよい。
タイの住居は、キッチンや洗濯機がない住居が一般的。