【配属機関概要】

3）任地（ カンポット州カンポット ） JICA事務所の所在地（ プノンペン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

カンポット州観光局は同州の観光振興を担う行政機関である。カンポット州は南シナ海に面していると共に、州西部は沿岸からすぐに標高1000メートルほどの高地が連なる地形となっているため、ビーチリゾートと避暑リゾートが同時に楽しめる土地である。内戦時はフランス植民地時代からのリゾート施設が破壊されてしまい、観光産業が下火になっていたが、経済発展著しい現在は、リゾート関連施設の開発が急速に増加し、欧米、中国、ASEAN諸国などからの観光客が増加している。そのため、同観光局は更なる観光振興策を図り、その経済効果を州住民へ裨益させる施策を行いつつ、同時に環境破壊の防止にも取り組もうとしている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先概要に記したとおり、カンポット州ではビーチリゾートや高原リゾート開発が民間デベロッパーにより急速に進んでいるが、配属先は行政官24名、事務職12名の計36名しかいない、小規模な役所であり、予算規模も年間1千万円程度と小さいため、観光開発を主導していく行政力を発揮する能力の向上が困難な状況にある。その中で行政官の観光振興に寄与する調査・企画能力向上が課題の一つとなっており、日本を含むカンボジア支援国と支援組織に協力を求めた。JICAでは観光省本省へシニア海外ボランティア(以下SV)を派遣中のため、同SVを通じて協力要請がなされ、要請事項詳細について同観光局へ調査を行った結果、観光分野の協力隊員派遣につながった。現在は民間連携ボランティア制度で派遣された青年海外協力隊員が2019年3月までの任期で活動しており、本件で派遣されるボランティアは、後任として直接引継ぎを受けて活動する予定。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下の項目について、前任ボランティアの活動内容を参考に、どのような協力を行うことができるか調査し、配属先へ報告すると共に、後任ボランティアの派遣につながるような活動を提案する。
1.観光振興活動(マーケティングやプロモーション等の活動)の活性化
2.カンポットならではの観光コンテンツの掘り起こしと開発

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC(Windows7/8), Printer等事務作業機材

4）配属先同僚及び活動対象者

局長:男性50代
局員(行政官):23名(男性・女性、20-40代)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・観光マーケティングの実務経験

【地域概況】

【特記事項】