【配属機関概要】

3）任地（ バッタンバン州バッタンバン ） JICA事務所の所在地（ プノンペン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、カンボジア国内に18校ある小学校教員養成校(2年制)の一つに付属する小学校。日本の小学校1年から6年にあたる児童が学んでいる。また、同校が付属する教員養成校の学生の教育実習先の一つであり、かつ卒業生の勤務先の一つとなっている。教員数13名、児童数は1年から6年まで各2クラス編成で1クラス約23名の計280名の小規模校である。
同校が付属する教員養成校には、これまで小学校教育の青年海外協力隊(理科、体育、音楽、図工)5名が派遣された実績がある。この他、カンボジアは現在教員養成校再編の過渡期にあり、2018年以降順次4年制大学へ移行する予定がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国の教育現場では、単に教科書の記載内容を暗記するだけの授業が主流となっており、理科についても実験を通じた現象の観察による理解や、科学的な考察力を深める授業ができていない。当校においても付属する教員養成校に2011年3月まで派遣された小学校教育の青年海外協力隊(JV、理科)の活動で整えられた実験機材があるにもかかわらず、それらの活用が付属小学校まで波及しておらず、実験授業ができる教師が少ない。また体育や音楽についても、教員養成校に派遣された歴代JVの支援を受けながらも、主要科目でないため教員の教授力向上が進んでいない。そのため、当校に対して直接理科の実験授業、体育、音楽の教授能力向上を支援するJVが要請されることになった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下の活動を4年生から6年生担当教員と共に行う。
1. 理科の実験授業内容の充実および指導力向上に向け、担当教員に対し支援・助言を行う。
2. 実験機材の管理方法、および、代替品による実験機材の制作、活用方法について、紹介・実施支援する。
3. 体育の指導レベルが十分でない教員とともに体育授業を実践する。
4. 余力があれば、歌やリズムなど、生徒が音楽に触れる機会を増やし音楽の楽しさを伝える。(但し、音楽はカリキュラム
には含まれていないため、空いている時間を利用して指導を行う)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教員養成校が所有する以下の機材を借用する。
顕微鏡、フラスコ等科学実験機材一式、電流/電圧計等、基本的な機材/試薬

4）配属先同僚及び活動対象者

校長:女性40代
4年生から6年を担当する教員:6名(30-40代)
児童:約130名(4年生から6年生それぞれ2クラス編成、1クラス22-23名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】