要請番号(JL02119B08)
募集終了
3代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働職業訓練省
2)配属機関名(日本語)
カンボジア国立技能専門学校(NPIC)
3)任地( プノンペン市北西部郊外 ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当該配属先は、2005年に国内外で活躍できる人材を育成するために設立された職業訓練学校である。電気工学・電子工学・土木工学・機械工学・コンピュータ科学・観光・自動車整備・社会基盤の8学部で構成されており、3~6ヶ月の短期コース、2年間(短大課程)、4年間(大学課程)が設けられている。また海外からの大学や教育機関との連携を積極的におこなっており、韓国、インドネシア、ベトナムなど17校とつながりがある。2012年からは、在カンボジアの日系企業との連携にも力をいれており、既に企業数社と就職推薦や教員を企業に派遣しての出張授業を実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
NPIC機械工学部溶接学科の教員は、国内でも有数の大学を卒業したエリートであるが、現場での経験が少なく、また実践で求められる溶接技術を習得する機会も少ない。そのため、教員を対象に溶接の実技指導や助言ができる人材が求められ、これまで2代のシニアボランティアが派遣されている。その成果として、1名の教員が実務で通用する技量を身に付け、それを生徒指導に活用しているが、他の教員はまだ支援が必要な状況である。加えて、技量優秀な教員の不足を補うため、日々の授業での学生指導に関する補助を行うことも求められている。
なお、学生の大多数は、入学後初めて英語を学ぶことになるため、英語による授業の理解度は低くなる。そのため授業はクメール語により行われるのが基本であり、(青年)海外協力隊員は同僚教員と共に授業を行い、授業の中で実技の実演を受け持つ等、補助的役割を行うことになるため、単独で授業を担当することはない。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
学部主任の助言のもと、以下の業務を実施する。
1.カリキュラムの概要、学内の資機材の確認、教員の要望を確認する。
2.教員に対して実技指導、及び、溶接機器の保守点検整備と溶接室内の環境整備について指導と助言を行う。
3.生徒に対して、実技指導を行う。
4.教員に対して、整理整頓等5Sの励行と安全に関する指導と助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
アーク・マグ・ミグ・ティグ・ガス溶接機、プラズマ切断機等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:機械工学部主任(男性50代)、溶接科の教員2名(学科長1名男性40代
カウンターパート教員1名:男性30代)
活動対象者:機械工学部学生100名程度
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:実技指導が中心となるため
[参考情報]:
・ASME規格のSMAWでの6G指導経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・電気へのアクセスは毎日あるが、時折、停電あり。
・住居は配属先敷地内の教員住居(居室と寝室以外は他教員と共用)、又は、周辺の賃貸住居となります。同地域は、生活物資入手可能な商店等が少ない場所です。