要請番号(JL02119B11)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働職業訓練省
2)配属機関名(日本語)
ドンボスコ技術学校
NGO
3)任地( プノンペン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.6 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本校は、1980年代カンボジア内戦中にタイ国内へ避難していた難民の青少年に対し、ローマカソリック協会系のサレジオ修道会が、将来のカンボジア再建に欠かせない技術人材を育成する支援を行ったことに端を発し、内戦後発足したカンボジア新政府により職業訓練教育の推進を請われた同会が、NGOとして1991年に設立した職業訓練校である。現在は印刷製本、機械、溶接、自動車整備、電子工学・コンピューター、電気の6学科が置かれ、約500名の学生が2年制(日本の高校2~3年生に相当)で学んでいる。同校は労働職業訓練省公認の学校であるが、運営費は全て寄付で賄われている。また、世界各国からのボランティア受入れ実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
(青年)海外協力隊員が活動を行う電子工学・コンピューター学科では、電子工学コースとコンピューターコースに分かれており、電子工学コースでは機械制御(PLC)、情報通信(ICT)、画像情報処理・制御を、コンピューターコースではネットワーク制御、ウェブサイト開発などの項目について座学・実習を行っている。学生数は電子工学コースが1学年、2学年共に40名ほど、コンピューターコースも1学年、2学年共に20名ほどとなっている。
同学科では、自主的に時代の趨勢を反映した授業内容の改善を行っているが、教員は同校を卒業した人材を中心としたカンボジア人のみのため、先進国の技術動向、及び、教授手法に関する情報へのアクセスが容易ではないため、海外からの技術人材を受け入れることにより、その状況の改善を図りたいとの要望から、本要請が行われた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の電子工学教育(特にPLC技術に関する分野)について、以下のような取り組みを行う。
1.指導内容と授業実施状況を確認し、改善を要する点を整理して、配属先に提言する。
2.上記の提言について同僚教員と共に座学と実習をより効果的にするための具体的改善策を検討し、実施する。
3.生徒の座学・実習内容理解の促進のため、同僚教員と共に生徒へのアドバイスを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
自作PLC実習用シュミレーター、テスター、オシロスコープ、PC(Win7/8/10)、プリンター、実習用の電子部品、工具等、電子機器実習室、コンピュータ実習室、ネットワーク実習室
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:学部長 女性40代、教員5名(20~30代)
活動対象者:学科学生約120名(1学年当たり約60名)
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)電気・電子 備考:専門分野を指導するため
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・職業訓練校等の講師経験があれば尚可
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・電気へのアクセスは毎日あるが、時折、停電あり。
・住居は配属先敷地内職員住居(寝室、浴室トイレ専有、他共用)です。配属先敷地内の飲酒、喫煙は一切禁止。門限(21時)以降の夜間外出は要外泊となります。