要請番号(JL02123A07)
募集終了
2代目
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育青年スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
トゥカウ小学校
3)任地( バッタンバン州バッタンバン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はバッタンバン州の中心部からトゥクトゥクで約20分の幼稚園併設型・小規模小学校である。女性校長(園長兼任)の力強いリーダーシップの下学校運営が行われており、小学校は1年生~6年生約360名・幼稚園は3歳~6歳・2学年約90名が在籍、各学年午前・午後どちらかの半日授業が行われる。施設は地方部ならではの伝統的な平屋の校舎、花壇、雲梯、フットサルコート程度の広場、バレーボールコート等で、丁寧な環境整備がなされている。2022年4月から2年間の任期で初代隊員(女性)が活動しており、体育指導を中心としつつ日本語教室開催・幼稚園の指導補助等、配属先教員の一員として幅広い活動を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では歴史的に学校教育における情操教育(音楽、美術、図工、体育等)が軽視されてきた傾向があり、現職の教員は自身が授業を受けた経験が少ないだけでなく、教授法の研修も十分に受けていない事が多い。その折、2010年代から徐々に基礎教育現場の各学校の判断で情操教育が時間割に取り入れられるようになり、配属先も各クラス週1回程度の体育の時間を設けている。教員は試行錯誤しながらも授業を継続的に実施しており、その補助を初代隊員が主たる活動として行っている。本要請は同隊員の後任を求めるもので、活動の柱は体育を想定しつつ、初代同様に日本での教員経験を活かした多岐に渡る活動(幼稚園を含む学校全体の教育活動への寄与)が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
(1)単独または同僚教員と共に、現場にある教具を活用して体育の授業を継続的に実践する。(2)日本での指導経験や発想を選択肢として共有しながら、同僚教員と協働して楽しく魅力的な体育教育の実践に向けた試行錯誤を行う。(3)余力に応じて、体育以外の教科指導(初代は日本語教室を実施)や、幼稚園・小学校双方における行事・教育活動の支援・補助を行う。
以上3点を活動の主軸として、詳細は派遣時の配属先の要請に沿って柔軟に計画する。尚、本現場は小規模校であるため、様々な場面において現地教員と協働しつつも隊員自身がT1として授業を行う事を前提とした案件である。配属先の一教員として多岐に渡る学校教育への積極的な関わりが求められる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
サッカーボール、ミニゴールポスト、バレーボール、コーン、平均台、マット、フラフープ、スピーカー等
(教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、現場に存在する教具から柔軟に活動を考案する)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長1名(女性50代、幼稚園の園長を兼任)、副校長1名(女性)、教頭1名(男性)、小学校教員10名(女性7名、男性3名)、小学校事務員1名(女性)、幼稚園教員2名(女性)
活動対象者:所属する全生徒・園児
*体育館は無く、雨季は授業展開の工夫が必要
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(幼稚園教諭)
[性別]:(女性) 備考:女性が主体の現場のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づいた指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
地方部の小規模校ならではの密な人間関係もあり、授業に焦点を当てた国際協力だけでなく現地の暮らしに浸かる丁寧な国際交流も求められる案件である。また、校長の強いリーダーシップにより授業や行事等の予定が2転3転することもあるが、他教員と連携し臨機応変に対応することが求められる。