【配属機関概要】

3）任地（ プレアシハヌーク州シハヌークビル ） JICA事務所の所在地（ プノンペン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は州内のトップリファラル病院で、州内の郡病院、保健センター、民間診療所から患者が移送される。内科、外科、小児科、産科、救急科などの診療科を有し、病床数は約130床、医師約40名、看護師約70名、助産師約40名、1日平均の外来患者数は約100名である。また近隣大学及びTraining Centerから病院実習の看護学生を受入れており、新型コロナウイルスの影響で減少した受入学生数を年間200名程度にまで戻す予定となっている。現病棟は日本の無償資金協力により建築され、2016年より稼働している。
当病院へは、これまでに2代にわたりJICA海外協力隊看護師隊員を派遣した実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

現在の病棟は2016年に建築、同年に初代看護師隊員が派遣され、病院の職場環境改善や感染管理の定着に努めてきた。その成果を2018年から2代目隊員が継続したが、任期途中に新型コロナウイルスの影響により帰国となりそのまま任期満了を迎えた。現在も過去2代の隊員の活動成果を病院で見ることはできるが、活動が途中で終了したこともあり、活動成果が全病棟に浸透しているとはいえない。一方で、当病院は病院建築以降病棟を清潔に保つなど病院スタッフの意識は高い。そのような中、当病院から改めて提供する医療サービスの向上、環境改善や組織の活性化を目的とした隊員派遣の要望が挙がり本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

看護部に配属となり、看護部長や同僚看護師とともに医療サービスの質の向上に関する以下の活動に取り組む。
1. 病院の医療事故防止、業務効率向上、職場環境向上などを目的とした5S活動を全ての診療科で推進する。
2. 感染管理(Infection Prevention and Control)の定着に向け、各病棟をモニタリングし必要なアドバイスやサポートを行う。
3. 患者や患者の家族に対して、健康教育や衛生教育を行う。
4. 同僚看護師に対して、上記3.患者教育についてアドバイスする。
5. 院内を観察し、課題やニーズを見つけ、同僚看護師とともに改善に取り組む。
*カンボジア保健省と免責にかかる合意文書を締結していないため、身体への侵襲行為は一切行わない。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
院長: 40歳代男性
看護部長: 50歳代男性(経験約35年)
看護部所属看護師: 7名

活動対象者:
病院スタッフ、患者

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】