要請番号(JL02123A25)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育青年スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
プレアシハヌーク州小学校教員養成校
3)任地( プレアシハヌーク州シハヌークビル ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は国内に16校ある2年制の小学校教員養成校の一つであり、卒業生の多くは当州及び隣州となるコッコン州の小学校教員として勤務する。当校では、高等学校(12年生)を卒業した学生約60人が、クメール文学、英語、数学、理科などの主要教科とともに音楽や体育といった情操教育科目についても履修し、卒業時に小学校教諭資格を取得する。当校敷地内には附属小学校を有し、学生の教育実習先としても活用される。
当校には過去6名のJICA海外協力隊の派遣実績(小学校教育2名、体育2名、理数科教師2名)があるが、2012年以降は隊員を派遣していない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では主要教科に比べて情操教育科目が軽視されていたこともあり、教員自身が体育のいわゆる「よい授業」を受けた経験が少ない。そのため、正しく実技指導ができる教員の数は非常に限られており、生徒に体を動かすことやゲームを通して仲間と協力することの楽しさや喜びを伝えきれていない。一方で、2006年以降日系NGOハート・オブ・ゴールド(HG)が教育省と協力して小学校体育科指導要領及び指導書を作成したこともあり、全国の小学校での授業に活用され、より良い体育授業を目指して普及が進んでいる。
このような状況の中、将来小学校教員となる学生に対して正しく体育の実技指導を行い、州内及びコッコン州の小学校での体育授業の質を高めていくことを目的として海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚教員とともにHG作成の指導要領や指導書を活用して学生へ体育の授業を実践する。
2. 同僚教員へ授業計画や授業展開について、限られた用具や環境の中で効果的に体を動かす授業の実践について助言を行なう。
3. 同僚教員とともに単元の習得に適した教材を考案し、学生へ紹介し将来の授業に活かせる工夫をする。
4. 附属小学校の生徒に対して体育の授業を実践するとともに、小学校教員へのサポート・助言を行なう。
5. 学生の教育実習期間には、附属小学校を巡回し学生の授業をサポートする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
サッカーフィールド、バレーボールコート、バスケットボールコート、ボール類等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
体育教員(男性50代、元小学校教員)
附属小学校教員
活動対象者:
教員養成校学生54名/学年(1クラス約27名)*コロナの影響により2023年は2年生のみ在籍
附属小学校生徒約180名(各学年1クラス)
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(保健体育))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学力水準に合わせるため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員に対する指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)