2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02124A29)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2
学校の校舎1 学校の校舎2 町の風景1 町の風景1 町の風景1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

コンポンスプー州小学校教員養成校

3)任地( コンポンスプー州コンポンスプー ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は首都から約1.5時間離れた地方に位置する国内に16校ある2年制の小学校教員養成校の一つであり、卒業生の多くは当州の小学校教員として勤務する。当校では、高等学校(12年生)を卒業した学生約50人(2023年は2年生のみ在籍)が、クメール文学、英語、数学、理科などの主要教科とともに音楽や体育といった情操教育科目についても履修し、卒業時に小学校教師資格を取得する。当校敷地内には附属小学校を有し、学生の教育実習先としても活用される。
2024年3月までJICA海外協力隊初代隊員が活動していた他、小学校教育隊員の要請を行っている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の理科教育は、小学校から高等学校まで講義が中心である。実験器具の不足、指導経験不足もあり、正しく実験の授業を教えられる教員数は限られている。そのような中、当国で実施された理数科教育技術協力プロジェクトの影響や教育省による「STEM教育」*(下記「特記事項」参照)の推進もあり、理科教育(実験)の重要性が認識されており、当校では実験室が改修されるなど理科実験に対する支援が広がっている。当校では2022年より海外協力隊の派遣が始まっているが、未だ現地教員のみで効果的な理科の実験を行うには至っていない。そのため、既存の実験器具を有効に活用し、実験を取り入れた理科授業の質の向上を図っていくことへの継続した協力が求められたことから本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 同僚教員とともに実験を取り入れた授業計画を立て、授業を通して学生に理科教育の楽しさを伝える(科目は問わない)。
2. 単元の習得に適した学習(実験)教材を作成し、同僚教員に紹介するとともに、授業で活用して学生の理解を促進する。特に将来学生が教員として赴任する学校には学習教材や実験器具がほとんど無いことが予想されるため、身近な物で作成できる教材のアイデアを提供する。
3. 同僚教員が継続的に安全かつ生徒の興味・関心を引き出す実験が行えるようサポートする。
4. 同僚教員とともに実験室及び実験器具を適切に維持管理し、実験室の有効活用を促進する。
*他校に配属の理科教育隊員及び同僚教員と協力して勉強会やワークショップを開催することも期待されている。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ビーカー、顕微鏡、PH試験紙、地球儀、みのむしクリップ、豆電球、塩化ビニルパイプ等。
薬品類、リトマス紙、電池ソケット、磁石はない。 教具は頻繁に消耗・更新されるため存在する教具で授業内容を考案する。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
理科教員2名(30代男性・修士卒、30代女性・学部卒)

活動対象者:
学生約50名/学年(1クラス16-17名)
(2023年度は2年生のみ在籍していた。2024年度は1年生のみ在籍見込み。)

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
    (小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づいた支援が必要なため

[汎用経験]:

 ・理科実験の経験や薬品・器具の知識

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・*「STEM教育」(Science/Technology/Engineering/Mathematics)