2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02124A35)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2
実験室 授業の風景1 授業の風景2 授業の風景2 授業の風景2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

カンポット州教育青年スポーツ局中等教育課

3)任地( カンポット州カンポット ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は計画課、就学前教育課、初等教育課、中等教育課、スポーツ課、学校保健課などを有し、州内の幼稚園から高等学校に至る全ての教育機関における授業や教育設備のモニタリングを行ない、教育の質を高めるために必要な研修の機会を提供している。中等教育課の職員は7名であり、州内の中学・高等学校を所管(中学校76校、高等学校24校)し、教員の能力向上と適切な学校運営や学習環境改善に関する責務を担っている。
当配属先へは、過去に青少年活動5代のJICA海外協力隊派遣を行なった実績があるが、理科教育の巡回指導を行うJICA海外協力隊の派遣は今回が初めてとなる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の理科教育は、小学校から高等学校まで講義が中心である。実験器具の不足、指導経験不足もあり、正しく実験の授業を教えられる教員数は限られている。そのような中、教育省による「STEM教育」*(下記「特記事項」参照)の推進もあり理科教育(実験)の重要性が認識されてきており、当州の中学・高等学校においても理科室の改修工事が進むなど、実験を含む理科教育推進への期待が高まってきている。しかしながら、現状においては未だ理科教育の楽しさを引き出すことができる実験の知識や経験が豊富な教員が不足している。そのため、理科授業の質の向上を図っていくこと及びより実践的な実験を行なうことができる教員の育成への協力が求められ本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

州内(州都近隣)の中学・高等学校を巡回し、状況や課題を把握した上で以下の活動を行なう。
1. 各校教員とともに実験を取り入れた授業計画を立て、授業を通して生徒に理科教育の楽しさを伝える(科目は問わない)。
2. 単元の習得に適した学習(実験)教材を作成し、教員に紹介すると共に授業で活用して生徒の理解を促進する。実験室が無い学校もあるため教壇で簡易的な実験のデモンストレーションを行なうこともある。
3. 実験マニュアルを作成し、教員が継続的に安全かつ興味・関心を引き出す実験が行なえるようサポートする。
4. 教員とともに実験室及び実験器具を適切に維持管理し実験室の有効活用を促進する。
* 巡回する学校や担当する学年及び科目については、隊員の経験も踏まえて赴任後に各校の校長と協議の上決定する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する実験器具を用いた授業内容を考案する。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
中等教育課職員、主任(チーフ)以下7名

活動対象者:
巡回先中学校・高等学校理科教員、生徒

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員に対する指導が必要なため

[汎用経験]:

 ・理科実験の経験や薬品・器具の知識

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・*「STEM教育」(Science/Technology/Engineering/Mathematics)