要請番号(JL02124B10)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
スバイリエン州病院
3)任地( スバイリエン州スバイリエン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1959年に設立された州内のトップリファラル病院(CPA3)である。配属科の産婦人科を含む11の診療科を有し、総病床数は約170床、1日平均の外来患者数約100人。産婦人科の病床数は24床、月次分娩数約300人、内約15%程度が帝王切開である。日本の無償資金協力により病院の一部を改修し、2017年から外来、救急科、産婦人科、手術部において新しい病棟での診療を始めた。また2022年5月まで技術協力プロジェクト「母子継続ケア改善プロジェクト」の対象病院となった。当病院には歴代2名(2人目は2026年5月までの任期で現在活動中)の看護師隊員を派遣した実績があるが、助産師隊員の派遣は初となる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の新生児死亡率は2000年3.5%、2010年2.1%、2020年1.3%と改善しているが、周辺地域と比較すると未だ2倍程度高い。また人口1万人あたりの看護師/助産師は9.5人であり、これは東アジアおよび東南アジア地域の中低所得国平均(看護師/助産師19.0人)と比べて著しく少ない。加えて、首都と地方との格差も大きく、特に地方部における医療従事者の不足や、助産師の経験・訓練不足は大きな課題である。同病院には現在28名の助産師が在籍するが、その知識・技術には大きな個人差がある。助産師全体のレベルを一定の水準に引き上げるために、現場で指導、支援を行うことができる協力隊を求められ本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 衛生環境改善及び助産サービスの向上に寄与する。
2. 患者記録や物品管理など、効率的なオペレーションのシステム作りの支援を行う。
3. 産前産後指導・退院指導・母子看護等につき同僚とともに取り組みながら指導・助言を行う。
4. 助産技術の問題の明確化とマニュアル作成、勉強会の実施を行う。
尚、着任後は日本でなくカンボジアにおける助産のスタンダード・国として定められた各種プロトコル・アルゴリズムを理解し、その範疇での知見の共有・選択肢の提示といった側面支援活動を行うことが大前提となる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
血圧計、聴診器、ドップラー、吸引分娩器、新生児用アンビューマスク、酸素濃縮装置、CTGモニター、成人用心電図モニター(電極なし)、インファントウォーマーなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
院長:男性 50代
産婦人科:医師6名(チーフ1名 男性50代)、助産師28名(うち女性25名、リーダー1名 女性40代)
活動対象者:主に上記助産師
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づく支援が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
同産婦人科では、助産だけでなく婦人科の医療サービスについても助産師達が提供する。