2024年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02124B16)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

プレアシハヌーク州小学校教員養成校

3)任地( プレアシハヌーク州シハヌークビル ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は国内に16校ある2年制の小学校教員養成校の一つであり、卒業生は当州及び隣州となるコッコン州の小学校教員として勤務する。当校では、高等学校(12年生)を卒業した学生が、クメール文学、英語、数学、理科などの主要教科とともに音楽や体育といった情操教育科目についても履修し、卒業時に小学校教諭資格を取得する。当校敷地内には附属小学校を有し、学生の教育実習先としても活用される。当校には過去6名のJICA海外協力隊の派遣実績(小学校教育2名、体育2名、理数科教師2名)があるが、2012年以降は隊員を派遣していない。また現在当校は、体育隊員の要請も行っている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では、教員自身が実験の授業を受けたことが無く、正しく実験の授業を教えることができる教員は少ない。そのような中、これまでに当国で実施された理数科教育技術協力プロジェクトの影響や教育省による「STEM教育」*(下記「特記事項」参照)の推進もあり、理科教育(実験)の重要性が認識されてきている。その結果、教員養成校や一部の高校では実験室が作られ、実験器具も増え始めてきている。しかしながら、現状においては未だ効果的な実験の授業を行なうことができる十分な教員の育成には至っていない。そのため、既存の実験器具を有効に活用し、同僚教員とともに実験を取り入れた理科授業の質の向上を図っていくことへの協力が求められ本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 同僚教員とともに実験を取り入れた授業計画を立て、授業を通して学生に理科教育の楽しさを伝える。
2. 単元の習得に適した学習(実験)教材を作成し、同僚教員に紹介するとともに、授業で活用して学生の理解を促進する。
3. 同僚教員とともに、州内の小学校の教員に対してワークショップなどを通じて理科教育の楽しさを伝える。
4. 隣接する附属小学校および近隣の小学校にて、教員の授業をサポートするとともに、自ら授業を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

顕微鏡、地球儀、天秤、ガラス器具(フラスコ、ロート、ビーカーなど)、太陽系模型、メスシリンダー、電圧計、PHメーターなど
(教具は頻繁に消耗されるため、派遣時に存在する器具を用いて授業を考案する。)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
理科教員1名(50歳代男性・修士、経験約30年)

活動対象者:
本教員養成校の教員、生徒
附属小学校及び近隣小学校の教員、生徒
州内の小学校の教員

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
    (小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づいた支援が必要なため

[汎用経験]:

 ・理科実験の経験や薬品・器具の知識

[参考情報]:

 ・科目(物・化・生・地)の専門問わず

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・*「STEM教育」(Science/Technology/Engineering/Mathematics)
・理科の授業は週2時間/クラス