要請番号(JL02124B19)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育青年スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
コンポンスプー州小学校教員養成校
3)任地( コンポンスプー州コンポンスプー ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は国内に16校ある2年制の小学校教員養成校の一つであり、卒業生の多くは当州の小学校教員として勤務する。当校では、高等学校(12年生)を卒業した学生が、クメール文学、英語、数学、理科などの主要教科とともに音楽や体育といった情操教育科目についても履修し、卒業時に小学校教諭資格を取得する。当校敷地内には附属小学校を有し、学生の教育実習先としても活用される。
2024年3月まで理科教育隊員を派遣した実績があるが、情操教育分野での隊員派遣の実績はなく本要請が初となる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では教員自身が体育や音楽のいわゆる「よい授業」を受けた経験が少ない。そのため、正しく実技指導ができる教員の数は限られている。体育は2006年以降日系NGOハート・オブ・ゴールド(HG)が教育省と協力して小学校体育科指導要領及び指導書を作成したこともあり、全国の小学校での体育授業の普及が進んでいる。一方で音楽については、日系NPO JHP・学校をつくる会(JHP)の作成した教科書や指導書が完成したが、普及はこれからである。図工については、授業が行われていない学校が多い。配属先では情操教育科目の重要性を認識するものの、将来小学校教員となる学生に対して正しく体育及び音楽の実技指導を行うことができる人材がいないことから本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚教員とともに学生へ体育・音楽・図工の授業を実践するとともに、同僚教員へサポート・助言を行う。
2.同僚教員とともに州内の小学校の教員に対して、ワークショップ開催などを通じて情操教育科目の楽しさを伝える。
3.附属小学校及び近隣の小学校の生徒に対して自ら体育・音楽・図工の授業を実践すると共に、小学校教員へサポート、助言を行なう。
4.学生の教育実習期間には附属小学校にて学生の授業をサポートする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
体育: ボール、コーンなど
音楽: 電子ピアノ12台、カンボジア伝統楽器 (ただし電子ピアノは現在使用されていないため、修理が必要な場合あり)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 体育教員(30代男性、体育は専門外)、音楽教員(50代男性、小学校教員経験者)
活動対象者:
本教員養成校の教員、生徒
附属小学校及び近隣小学校の教員、生徒
州内の小学校の教員
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:教員に対する指導が必要なため
[参考情報]:
・体育及び音楽の指導ができること(必須)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
音楽については、現在は伝統楽器の演奏やクメール語の歌唱が不定期に行われるのみであり、まずは状況を把握した上で授業案を同僚に提案する。