要請番号(JL02124B21)
募集終了
5代目
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共事業運輸省
2)配属機関名(日本語)
シェムリアップ州公共事業運輸局・下水道課・下水処理場事務所
3)任地( シェムリアップ州シェムリアップ ) JICA事務所の所在地( プノンペン都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
シェムリアップ州公共事業運輸局(DPWT)は公共事業運輸省(MPWT)の地方局であり、同州の公共事業の実施・管理を担う機関である。配属の下水道課は市内下水道事業全般の運営・管理を管轄しており、歴代4名の隊員派遣(下水道/水質検査)や山梨県甲府市による草の根技術協力(2013-16年)が行われてきた。活動先は同課管理下のラグーン式下水処理場で、アジア開発銀行(ADB)等複数の国際機関の支援により設立、2010年に運転開始した。処理能力は8,000平米/日。現在、世界銀行とのプロジェクトを実施中(~2026年5月までの予定)。前任者は水質検査隊員で、2024年3月まで活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2010年に運転開始した処理場は、直後に発覚した幹線管渠の破損により長年機能不全に陥っていた。2020年に再びADBの支援により故障部分の管の交換工事を完了、翌年には州政府予算で市内中心部管渠の分流化工事を実施しており、徐々に適切な機能を果たす準備が整い始めている。一方、課題は依然として山積みであり、特に最近開始された料金徴収では請求書作成が必要となっているが、世銀プロジェクトで利用者の情報収集を行うものの、情報を管理する環境が整っていない。また、適切な下水道管理には地理情報システム(GIS)導入も必要であるが、配属先スタッフは経験が乏しく、必要な知識やスキルを獲得するためにも知見を持つ人材による支援が求められ、本要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.下水道利用者への料金請求のためのデータマネジメントを支援する
2.データ収集・入力・解析等についてスタッフに研修を行う
3.可能であれば、下水・排水網を可視化し管理しやすくするためGISを構築し、都市排水・下水網の分析やより良い管理について助言する
※世銀のプロジェクトを通じて顧客(上下水道の利用者)情報を収集する予定
※派遣時にソフト購入についても助言を求められているが、予算がない場合はオープンソースを利用しての支援となる
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、デスクトップPC(Word, Excel, PowerPoint 等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・下水処理場事務所長(男性50代・土木専門、2022年12月に本邦研修に参加)
・下水処理場事務所14名
活動対象者:
・事務所スタッフ全員
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(ITレベル2以上(基本情報技術者等))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚への技術指導のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への技術指導のため
[参考情報]:
・プログラミング言語(RやPython等)の知識必須
・下水道関連勤務経験尚可、GIS経験尚可
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・世界銀行とのプロジェクト名:Water Supply and Sanitation Improvement Project