【配属機関概要】

3）任地（ シェンクワン県ペック郡カンカイ村 ） JICA事務所の所在地（ ビエンチャン特別市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

全国に8校ある教員養成校の1つで、幼稚園、小学校、中高教員養成が主な役割だが、加えて、現職教員に対するアップグレード研修も行っている。配属先は初等教育学部、自然科学部、社会科学部、外国語学部を有し、生徒総数は1000名、教員総数は183名である。生徒は小学校5年、中高7年の教育を修了した者が多く、教員養成校では4年間学ぶコースが主となっている。配属先に隣接して付属小学校があり、生徒数225名、教員数11名である。JICAボランティアは現在までに理数科、小学校教育の分野で3名の派遣実績がある。ラオスでは、小学校の教科書改訂等を行う技プロ「初等教育における算数学習改善プロジェクト」を実施中である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ラオス政府は2020年までに後発開発途上国からの脱却を目指しており、貧困の根本的解決に向けた優先分野の一つとして、教育分野でも積極的な取り組みが行われている。各国の援助もあり、就学機会は改善されてきてはいるが、依然として、大学生が四則計算や分数計算等の基礎計算ができないケースも多く、大半の大学生は、日本の小中学校レベルの算数・数学が理解できていないのが実情である。このような状況の中、現在活動中のボランティア(-2018年3月)が、教員養成校の初等教育学部での活動に加えて、隣接する付属小学校で100マス計算や視覚教材を用いた算数のモデル授業を実施してきたことで、配属先においては、小学校教育の重要性が認識され始めている。これ以外にも、現隊員は同僚と共に授業研究にも取り組んでいる。後任隊員が派遣されることで、初代隊員が実施してきた活動内容が定着することが期待されることから、要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

教員養成校、付属小学校と相談し、以下の活動を実施する。
1. 付属小学校において、小学生に対して算数のモデル授業を行う。
2. 教員養成校、付属小学校において、授業研究の実施と定着に向けた活動を行う。
3. 教員養成校、付属小学校において、教員の教授法改善に向けた提案、活動を行う。
4. 教員養成校、付属小学校において、教材作成、紹介を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

黒板、教科書、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

・教員養成校小学校教員養成課程の教員7名
-20-40代、男性5名、20代女性2名。5名が学士、2名が修士を取得。
・付属小教員11名
・生徒
-教員養成校小学校教員養成課程の学生120名
-付属小の小学生225名(各学年2クラス、1クラス20-25名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・配属先は街の中心から約8km離れた所に位置する。