要請番号(JL02419B20)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林省
2)配属機関名(日本語)
北部農林短期大学
3)任地( ルアンパバン県パクスアン郡 ) JICA事務所の所在地( ビエンチャン市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1989年に設立された学生数約560人の短期大学で、3年間の通常コースと、2年間の社会人向けコースがあり、作物学、畜産学、養殖額、農業経営学等を教えている。教員数は約110人。1990年代から2000年頃にかけて協力隊派遣実績があり、2018年6月まで前任者が派遣されていた。他、外国からの援助としてスイスより、学費支援や教室、教材整備の支援が行われた実績がある。年間予算は約2,200万円(職員給与含む)。なお、配属先のあるルアンパバン県は実施中の技術協力プロジェクト「クリーン農業開発プロジェクト」の対象県であり、同プロジェクトとの緩やかな連携も期待される。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ラオスは国民の約7割が農林業に従事しており、村落部ではその割合はさらに高い。そしてその多くは貧困農家で、村落住民の基礎教育の立ち遅れや、土壌侵食の影響、並びに資材不足等に起因して生産性と品質が低いため、村落住民の生計向上を目指した対策を進めることが課題となっている。これに対応するため、配属先では校舎を増築し、カリキュラムの整備とともに、実習機材や学内にある約1.5ヘクタールを使ったフィールド実習、ルアンパバン県や近隣県の郡役場・農林局職員などへのブラッシュアップ教育なども積極的に行なおうとしているなかで、教員のレベルアップに加え、土壌分析の基礎知識と実習経験を身に着けた人材を育成するために、青年海外協力隊による支援が求められている。JVは作物学科に所属となる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.土壌分析実習授業を同僚教員行い、よりわかりやすい実習授業となるよう、改善を進める。
2.同僚教員との意見交換を通じて、ラオス国内(特に山岳丘陵斜面)で実践できるような土壌肥料改良方法を考え、
教員及び学生に紹介する。
3.土壌分析に関する基礎知識の向上(サンプリング、機器使用・管理、データ解析、データ処理等)を同僚教員へ行い、ブラッシュアップを図る。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
簡易PH計1台、簡易デジタルマルチメーター[pH温度肥沃度]、インキュベータ、マッフル炉、ドラフト、蒸留装置、スターラー、顕微鏡1台、デジタル秤1台、シェイカー1台、土壌分析実習教室、執務机
4)配属先同僚及び活動対象者
・副校長(50代男性、博士号取得)
栽培学科
・学科長(学士、20年、40代)
・教員12名(準学士および学士、5-20年、20-40代)
・土壌研究室担当職員3名(30-50代、学士・修士、経験5-20年)
・受講する学生、1-2年生、男女40人
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学 備考:短期大学で活動のため
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
都市部に比べて不便な村落部に住み活動するため、地域住民との友好関係を築きながら環境に順応して生活することが求められる。ホームステイの可能性もあり。