2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02422B12)
募集終了

国名
ラオス
職種コード 職種
C108 土壌肥料
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農林省

2)配属機関名(日本語)

北部農林短期大学

3)任地( ルアンパバーン県パクスアン郡 ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

農林省傘下の5つの短期大学のうちの一つで1989年に設立された。高地・山岳地帯農業を専門とするラオス唯一の短期大学である。学生数は2022年7月現在156人で、3年間の通常コースと、2年間の社会人向けコースがあり、作物栽培学、畜産・養殖学、農業経営学、林学等を教えている。ラオス北部の貧困の削減、食料の安定供給、生計向上に貢献することを目標としている。1990年代から2000年ごろにかけて協力隊派遣実績があり、2018年6月まで前任者が派遣されていた。外国からの援助としてはスイスより学費支援や教室、教材整備の支援が行われた実績がある。予算は約1,700万円(職員給与含む)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ラオスは国民の約7割が農林業に従事しており、村落部ではその割合は更に高い。その多くは貧困農家で、村落住民の基礎教育の立ち遅れや土壌侵食の影響、また資材不足に起因して生産性と品質が低いため、村落住民の生計向上を目指した対策を進めることが課題となっている。これに対応するため配属先では校舎を増築し、カリキュラムの整備と共に実習機材や学内にある約1.5ヘクタールを利用したフィールド学習、ルアンパバーン県内や近隣県の郡役場・農林局職員等へのブラッシュアップ教育も積極的に行おうとしている。その中で教員のレベルアップに加え、土壌分析の基礎知識と実習経験を身に着けた人材を育成するためにJICA海外協力隊による支援が求められている。隊員は作物栽培科の所属となる。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先同僚と協力して、以下の活動を行う。
1.土壌分析実習授業を同僚教員と共に行い、より分かりやすい実習授業になるように改善を進める。
2.同僚教員との意見交換を通して、ラオス国内、特に高地で実践できるような土壌肥料改良方法を考え、教員・学生に紹介する。
3.土壌分析に関する基礎知識の向上(サンプリング、機器使用・管理、データ解析、データ処理等)を同僚教員に対して行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

土壌分析試験キット、デジタル秤1台、土壌pH試験キット、蒸留装置、電子レンジ、土壌分析実習教室、執務机

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
副校長 50代男性、博士号取得者
同僚 30代男性、12年の教員経験
30代女性、10年のアシスタント経験

活動対象者:教員、学生、周辺農家、住民

5)活動使用言語

ラオ語

6)生活使用言語

ラオ語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学系 備考:短期大学で教えるため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:学生・教師への指導を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

都市部に比べて不便な村落部に住み活動するため、地域住民との友好関係を築きながら環境に順応して生活できることが求められる。ホームステイの可能性もあり。