要請番号(JL02424A09)
募集終了
6代目
・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林省
2)配属機関名(日本語)
ルアンナムター県農林局国立保護区課
3)任地( ルアンナムター県ルアンナムター郡 ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ルアンナムター県はラオス北部の山岳地域に属し、多数の少数民族が居住している。中国国境と接していることもあり物流業の重要拠点となっている。住民の多くは果樹、稲作、野菜栽培などの小規模農家である。配属先は森林経営、畜産水産、農村開発など10課で構成され職員数は326名。年間予算は15,600USD(約220万円)。管轄している農家の生計維持を支援している。JICA海外協力隊は1997年から2005年にかけて獣医・衛生、森林経営、農業土木隊員を6名派遣したことがある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ルアンナムター県には国立保護区のナムハー地区があり、豊かな自然・生物を保護する目的で地区内農家の生活改善のため果樹園を造成し果樹(注)収穫を行っている。2000年初頭までJICA海外協力隊が職員や農家に技術指導を行ってきたが、現在は他ドナーからの支援もなく独自で栽培を行っている。安定生産および収入確保のため独自で接ぎ木や種子改良を試みるも技術不足により生産性が思うように上がらず、農薬や化学肥料の投入が少ないラオスの農業は病虫害も課題になっている。農家の安定的な果樹生産量の確保および持続的に農業を発展させていきたいとのことから今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚らと共に、以下の活動を行う。
1. 職員とともに農家を巡回し、果樹栽培全般に関するモニタリングおよび助言を行う。
2. 果樹の接ぎ木や優良種子の普及、病虫害予防・対策の講習会を開催し、安定した果樹生産を目指す。
3. 現在生産している果樹品目以外の生産可能性を探る。
4. 樹木の健全性を保ちながら持続可能な農業を実現するためバイオ肥料の作り方を紹介する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務机、椅子、プリンタ、インターネット、文房具、顕微鏡
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・国立保護区課職員9名(学士もしくは修士)
年齢は35歳~52歳
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と水準を合わせるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導をするため
[参考情報]:
・病虫害対策の基礎知識があればなお良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
(注)主な生産物はランブータン、マンゴー、オレンジ、ロンガン(竜眼)、ライチなど。