要請番号(JL02424B04)
募集終了
3代目
・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
カンカイ教員養成校
3)任地( シェンクワン県ペック郡カンカイ村 ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は全国に8校ある教員養成校の1つで、初等教育学部、自然科学部、社会科学部、外国語学部があり、幼稚園、小中高教員養成と現職教員に対するアップグレード研修を行っている。学生総数は約300名、教職員数は約140名である。隊員が派遣される学部の小学校教員養成課程の生徒数は約100名、教員数は約21名、隣接する附属小学校の生徒数は約300名、教員数は4名である。JICA海外協力隊は、理数科教育、小学校教育の分野で3名の派遣実績がある。また、JICA無償資金協力により、2023年に隣接する小、中高等学校の校舎が建設され、教材、教具も整備された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ラオス政府は優先分野の一つとして教育分野を掲げており、学生・生徒の学力向上と並行して、教員の質の向上に取り組んでいる。理科教育に関しては、教育スポーツ省が2016年から全国の教員養成校の理科実験室を整備すると共に実験器材を配布し、実験授業の定着を目指している。JICAは無償資金協力「教員養成校改善計画」を通じて、附属中高等学校に理科の実験機材を整備した。それらの実験器材を活用した物理の実験方法の紹介や教材作成も含めた授業内容の改善に資する助言が求められている。また、同僚教員とともに教員養成校の生物専攻の学生や附属中高校の生徒に授業を実施することで教員及び学生、生徒の能力の向上が期待され、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と相談し、以下の活動について同僚と共に実施する。
1. 教員養成校、附属中高校で実施されている授業の観察および助言
2. 同僚教員に対して教材の作成方法や日本における生物の授業方法に関するワークショップやセミナーの実施
3. 教員養成校や附属中学校で実験器具の使用方法に関する助言をし、実験を取り入れた理科の授業を実施(チームティーチングやデモレッスン)
4. 可能であれば、授業研究活動の実施支援
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
黒板、三角定規等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
教員養成校 化学(7名)、生物(9名)、物理(12名)
多くが修士取得、学士の教員は5年以上の経験
附属中高等学校 理科教師(9名)
活動対象者:
教員養成校 生物専攻学生 約30名
附属中高等学校 約560名
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚教師への指導助言のため
[経験]:(教員経験)5年以上 備考:教員への指導・助言のため
[汎用経験]:
・理科実験の経験や薬品・器具の知識
[参考情報]:
・中学校で生物の指導経験があるとよい。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
ラオスの学校年度は前期:9月から翌年1月、後期:2月から6月、6月から8月は各教員養成校で、現職教員のためのアップグレード研修が実施されている。