要請番号(JL02617B02)
募集終了

・2018/1 ・2018/2 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
観光芸術文化省
2)配属機関名(日本語)
芸術文化総局博物館課
3)任地( ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先である博物館課は、東ティモール観光芸術文化省芸術文化総局内にあり2010年に設立された。芸術文化総局にはその他、伝統文化課、図書館課、芸術・文化および創造的産業課があり、東ティモールの文化を後世に伝えるために様々な取り組みを行っている。主な業務は民族的な収蔵品の保存、管理、収集、展示、情報発信など。
展示は他省管轄のレジスタンス博物館の一画や外部イベントなどで不定期に行っており、現在国立博物館の設立を計画中。外国への貸出に対応する場合もある。2017年度の予算は130,000米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
独立後まだ日の浅い東ティモールでは。貴重な文化的収蔵品の管理や展示方法が整っていない。
国立博物館は建設予定ではあるが、まだ完成しておらず、常設の展示等は行われていない。博物館課の現在の業務は、収蔵品の保管および収集、データ整理などで、それらを進めながらイベントなどに合わせて展示を行ったりしている。
収蔵品は木彫り、金属製品、石・焼き物、絵画、籠製品などで、外部教育省内の専用の場所に保管している。
配属先には様々な情報が集まっており、今後はせっかくの取集品や情報を積極的に活用していきたいとの意向がある。また建設予定の博物館の開館準備を進めていく必要もあり、専門的な知識や実行力が不足しているため協力の要請となった。芸術文化総局や観光省ではこれまでに観光、写真、手工芸隊員が活動した経緯があり、各分野で高い評価を得ており、現在、観光(マーケティング)、手工芸、写真の青年海外協力隊の後任を要請中。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.レジスタンス博物館の一画や、配属先のスペースを利用した展示の企画提案および実施サポート。
2.東ティモールの文化や文化的な工芸品・美術品に関するリサーチおよび収集への協力。
3.展示・イベント企画、展示品や東ティモールの文化等についての情報発信。
4.収蔵品の保管状況の確認と保管についてアドバイスを行う。
5.博物館運営に必要な基礎知識を配属先職員と共有し、国立博物館の開館に向けた準備に向けたサポートを行う。
※関連職種の隊員などと協働しイベントを実施したり資料を作成したりすることも有効的と思われる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。(金属聖の収蔵品を保管する冷蔵庫がある。) 主な収蔵品:武器等(金属)、楽器(金属)、彫刻(木、石)、食器、生活雑貨等(金属、木、陶器)、籠製品(草、やしの葉、竹等)、絵画、伝統織物等
4)配属先同僚及び活動対象者
局長:50代女性、課長40代男性。
博物館課には8名の職員がおり、全員30-40代の男性で大半が学士。
(専門は博物館学等ではなく、教育、社会学、自然科学など)
業務時間は月-金8:00-17:30
5)活動使用言語
インドネシア語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実務に基づく共有・助言を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
活動及び生活言語は主に現地語(テトゥン語)となり、赴任後に学習する。