要請番号(JL02618A02)
募集終了
・2018/3 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会連帯省
2)配属機関名(日本語)
クリーブル・ドミン・ファンデーション
NGO
3)任地( リキサ県ティバール ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.3 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は2000年に豪州の慈善団体(RCA) により設立、2004年以降はティモール人が運営している。総スタッフ数は約40名で、主に①地域社会に根ざしたリハビリテーション(CBR)、②結核対策、③NGO滞在患者(障害者、結核患者、精神障害者)のケアの、3つのプログラムを展開している。JV派遣は、2015年の臨床検査技師(結核対策支援)に始まり、2017年に初代理学療法士JVを派遣。このほか、シンガポール、豪州等から短期ボランティアが頻繁に派遣される。2017年11月から米国ピースコーも総務サポートを行っている。年間予算は、50万ドル(RCAから35万米ドルのほか、政府からの支援あり)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2010年調査によると障害者は国民の4.6%に相当し、リキサ県内には約7千名がいると言われている。CBRプログラムは2007年に始まり、当初は18歳以下の子どもを対象としていたが、今は年齢の枠を設けていない。隣のエルメラ県も対象としており、現在計286名が障害者として登録されている。障害者の存在は、地域リーダーや医療従事者などから連絡され、身を隠している障害者と家族を説得し、時にはトイレ・車椅子などを提供することもある。NGOには20名まで受入可能な宿泊施設があり、常時5-8名が滞在している。理学療法士は主にNGO内のセラピー施設にいる。週1-2回車で村々を回るCBRチーム員は、約6ヶ月の訓練を受けただけで専門に学んだ経験はない。現在初代隊員が患者対応のほか、関係者の技量を伸ばすべく活動しているが、引き続き専門知識を持つ者の支援が必要である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
以下のような活動が期待されているが、赴任後これまでの経験等について配属先と話合い、活動の詳細を決めていく。
・NGOにあるリハビリ施設で、同僚である理学療法士と共働しながら、施設入所および通所障害者のリハビリを行い、そのモニタリングと評価を実施する。
・CBRチームと共に、週1-2回程度、村々を回り患者のアセスメントを行い、通所リハビリを実施・促進する。
・同僚やCBRスタッフに対し、日々活動する中で、また勉強会を開催するなどして、技術と知識の向上を支援する。
・過去のリハビリに関する記録方法、報告方法などを確認し、必要に応じて助言を行う。
・その他、見出した課題について同僚・配属先と共有し、協力しあって改善していく。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
バランスボール、固定型歩行器、小児用起立台、エルゴメーター、治療用ベッド(複数)、卓球台、平行棒、姿勢鏡、トランポリン、車椅子、重錘
4)配属先同僚及び活動対象者
所長 大卒男
理学療法士 男20代、インドネシアで3年勉強、経験4年
CBRスタッフ3名、男40-50代、経験9年
メディアオフィサー、男30代、経験4年
活動対象者:(3-70歳)脳性マヒ、脊髄損傷、脳卒中、切断、ポリオなど
5)活動使用言語
その他
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:指導者となるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
活動や生活では習得が容易なテトゥン語を使用する。