要請番号(JL02618A10)
募集終了
・2018/3 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育文化省
2)配属機関名(日本語)
エンプレザ ディアック
NGO
3)任地( ディリ県ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は2011年に設立されたNGO。持続的な生活、包括的ビジネスおよび市場の開拓などを通して、住民の長期的な生計向上を目指し、貧困に立ち向かうことを使命としている。主に女性に対する経済力の強化、起業サポートに焦点をあてて活動を展開。小規模ビジネスサポート、コンサルタント、市場調査、商品開発サポートなどを行っており、収入を得るための対象活動は工芸品、養鶏、農業、漁業と幅広い。
配属先本部はディリ市内にあるが、首都ディリ沖にあるアタウロ島にアタウロディアックセンターを設置。
2016年度の予算はおよそ5万米ドル。配属先ウエブサイト www.empreza-diak.com
【要請概要】
1)要請理由・背景
アタウロ島の若者および女性を対象とした開発協力拠点として、さまざまな研修の実施や小規模ビジネスの紹介、モニタリングなどを行っている。今後はコミュニティと共に小規模ビジネスモデルの実践に着手しようとしており、アタウロ島で古くから行われているサナライという焼き物作りの発展を目的としてボランティアが要請された。
現在アタウロ島では伝統的な方法での陶芸が少人数の女性グループによって細々と伝えられており、昔は煮炊きに使っていた壺のような形を縮小した作品を主に制作しているが、その品質はとても低く、また装飾も稚拙で商品としての魅力に欠ける。配属先はマナツト地域での小規模陶芸グループをビジネス面でサポートした経験も持つが、デザイン及び品質面での実践的な知識及び指導協力が求められている。なお、今後はアタウロセンターでも陶芸を実施していく計画もある。
(※エンプレザ=会社・仕事。ディアック=良い。)
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
陶芸品の品質を向上させることにより、作製グループメンバーの収入の向上につなげることが期待されている。
アタウロ島女性陶芸グループは現在20名程度。農業の合間に陶芸に取り組んでいる。
・通常は首都オフィスで活動し、必要に応じアタウロ島などへ出張し実技指導を行う。
・アタウロ小規模陶芸グループに対し土の扱いから陶芸制作までを指導し、伝統的な陶芸品の品質向上を目指す。
・現地での陶芸技術やグループメンバーの能力を評価し、陶芸についての研修計画を作成する。
・若い女性グループを対象に、伝統的なデザインやモチーフを取り入れつつ、土産物として売れる新しい商品の開発と作成指導を行う。※素焼き作品を工夫して魅力的なものを提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特にろくろや機械などは使っておらず伝統的な手捻りによる制作。
窯は使わず、地面に乾燥させた作品を並べ、ヤシや木などを上で燃やす野焼きによる素焼きの陶器を作製している。
4)配属先同僚及び活動対象者
団体本部職員は熱心な若者中心で英語及び実務レベルは中級程度。
オーストラリアなどからのボランティアも多数入れ替わり協力している。
アタウロセンター責任者:男性、経済学士。同団体での勤務歴4年。
研修調整員:女性。研修の実施及び内容調整を担当。
陶芸集落まで歩く場合もありその場合は片道2時間程度。
5)活動使用言語
その他
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実際の商品製作及び提案が必要
[参考情報]:
・粘土や陶芸制作についての専門知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(22~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
活動や生活では習得が容易なテトゥン語を使用する。