要請番号(JL02621A07)
募集終了
3代目
・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
医薬品・医療用品サービスセンター(SAMES)
3)任地( ディリ県ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.3 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は通称SAMESと呼ばれており、2004年に設立、医薬品の保管、配送を担当している。発注は保健省から海外にある医薬品会社へ行われ、調達された物品はSAMESの倉庫に保管後全国の医療施設へ配送される。当国には、国立病院が1、県病院が5、また13ある県の全てに保健局があり、その配下にはコミュニティー保健センター、ヘルスポスト、移動診療ポストが配置されていて、SAMESから配送される医薬品と医療用品が使用されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
SAMESから国立病院と県病院へは1回/月、県保健局へは1回/4ヶ月の定期注文・納品が実施されている。最大の課題は、医薬品・医療用品の欠品である。保健省は2016年に海外の医薬品会社への発注を年2回に増やしたが、依然として薬剤供給は不安定であり欠品が目立つ。また検品不足・品質検査が徹底されず、不良医薬品(品質不良、期限切迫)の納品や、不十分な在庫管理により破棄医薬品も多い。 現在、品質管理部門は機能していない。当国では、薬剤師の主たる業務は、倉庫にある薬剤を注文表に従って仕分けすることと在庫数の管理に限られている。国際基準に合った薬剤供給、在庫管理、品質管理等を遵守するには専門知識を持った薬剤師による支援が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
これまでの日本での経験を生かして、同僚たちと東ティモール国内の医薬品のよりスムーズな流通を支援する。
1. SAMESの課題とニーズを把握・分析し、隊員として協力できることを配属先に提案する。
2. 国立病院・県病院、保健局への注文・納品に合わせて、全国の医療機関を訪問し、地方現場の状況と配送の実態を確認し、課題を分析した上で解決策を提案する。
3. 上記2点の活動を踏まえ、薬剤供給、在庫管理、品質管理などの課題に、同僚薬剤師・配属先スタッフ、および各医療施設スタッフとともに取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、コンピュータ
4)配属先同僚及び活動対象者
総職員数 58名
・カウンターパートは品質管理部門の薬剤師 (女性、30代、インドネシアの専門学校卒、経験5年)
・その他、保管倉庫部門に薬剤師アシスタントが2名在籍。ともに30代女性で、国立衛生研究所の薬剤師コース(1年間)修了、経験5年。
5)活動使用言語
テトゥン語
6)生活使用言語
テトゥン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(薬剤師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚を指導する立場であるため
[参考情報]:
・在庫管理経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)