要請番号(JL02621A20)
募集終了
・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会連帯社会一体省
2)配属機関名(日本語)
ナショナルリハビリテーションセンター
3)任地( ディリ県ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
2005年にNGOとして設立、2013年に国の組織となった。職員数84名。当国唯一のリハビリテーションセンターで10部門から成る。義肢装具と車いす等の提供、理学療法と作業療法によるリハビリ訓練が可能である。2010年にはCBR部門が導入され、障害者がコミュニティの中で暮らしやすい支援を目指している。2014年からは地方への訪問診療が始まり、全土の障害者へのサービス提供を目指す。隊員派遣は2013年に始まり、これまで義肢装具士(福祉用具)、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士が派遣されたてきた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
独自のCBRガイドラインに基づきスタッフが配置されているが、実際には日々周辺の利用者送迎のほか、他課(理学療法、作業療法、義肢装具部門)との連携で地方訪問診療を行っている。しかし経験と知識の不足から、効果的な活動がまだできていない。CBRスタッフは大学のCBRコースで1年間学んだが、能力と実行力には限界がある。隊員の派遣により、本来あるべきCBRの本格的な導入を図ることを期待している。より多くの障害者を適切に効率的に支援していくため、関係者/団体とネットワークを築きながら、必要なニーズに対応し活動を展開していける人材が求められる。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.全体の助言役として、リーダーシップをもって、以下の活動を行う。
2.CBRガイドラインの導入から定着を支援する中で、CBRチームの組織力強化と能力向上を支援する。
(①教育②保健③社会参加③エンパワーメント⑤自立生活、の5項目あり。)
3.保健省やNGO等の関連団体とのネットワーク構築、また広報活動等を通して、恩恵を受けられていない障害者への支援を広げる。 同センターに対する知名度を上げることも重要である。
4.アウトリーチや家庭訪問を行う中で、コミュニティの村長や住民、家族、関係者とよく話し合い、それぞれのニーズを分析し、予算の範囲内で、地域ごとに必要とされる支援をアイディア豊かに考案し展開する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
・地域の利用者をセンターまで送迎するための車両・当センターのCBRマトリックス(現地語のガイドライン)には各項目に活動内容と手法が記載されている
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:所長、副所長2名、全職員84名
・CBR部門7名:課長40代女性、スタッフ6名(男女20-40代、経験2-12年、身体障害者3名うち車椅子1名)
※活動対象者:治療やリハビリを必要とする地域の障害者、村長など地域のリーダー、CBRファシリテーター
5)活動使用言語
テトゥン語
6)生活使用言語
テトゥン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:出張時の便宜性から
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:即戦力となり助言できるため
[参考情報]:
・福祉制度の基礎知識
・社会福祉系分野での経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
CBRの知識はなくとも、ネットワークづくりを積極的にできる人を歓迎します。