要請番号(JL02624B08)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
法務省
2)配属機関名(日本語)
パルシック 東ティモール事務所
NGO
3)任地( アイナロ県マウベシ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
NGOパルシックは、2008年に発足した民際協力NGOで、日本を含むアジアの10カ国において、緊急支援事業、復興支援事業、経済自立支援、フェアトレード等の事業を実施している。東ティモールにおいては、2003年にJICA草の根技術協力事業によりマウベシ地区の18集落のコーヒー農家が加盟するコーヒー生産協働組合(COCAMAU)の組織化を行った。その後、現在に至るまでコーヒーの収量増加、コーヒー農家の収入向上、農家を担う若者たちのエンパワーメントを行い、現在は30集落のコーヒー農家が組合に加盟するに至っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
東ティモールでは、人口のおよそ3分の1にあたる6万7000世帯がコーヒーを生産し、生産者は年間収入の8割以上をコーヒーに依存してきた。他方、古木化・老朽化等の影響で、収量が低下しており、収量は、東南アジアのコーヒー生産国平均の約2割となっている。NGOパルシックがサポートを行ってきたマウベシ地区のコーヒー組合員たちは、収穫、加工、畑の改善などの一連の作業に関して熟知している一方、品質管理に関しては改善の余地があり、JICA海外協力隊の要請に至った。併せて、隊員にはコーヒーをコンテンツにしたマウベシへの観光ツアーの企画、運営を試行することにより、組合員の収入向上を目指した新たな活動展開も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 可能な範囲で農園を巡回し、収穫、加工、畑の改善などの一連の作業を理解する。その後、作業カレンダーや品質管理表を作成し、組合員と共に品質管理の可視化、マニュアル化を行う。
2. 組合員と共に、管理表やカレンダーを元に生産工程や品質管理のモニタリングを行い、持続可能な品質管理の仕組み作りをサポートする。
3. 日本の消費者の状況や嗜好を生産者である組合員に伝える。
4. コーヒーをコンテンツにしたマウベシへの観光ツアーを試行する。
※一連の活動を行う中で、カウンターパートとなり得る人材を発掘するところから実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所、デスク、倉庫、自転車(JICA事務所より自転車を貸与)
4)配属先同僚及び活動対象者
パルシック事業担当者: 男性、30代、経験10年
コーヒー生産協働組合長: 男性、40代、経験10年
活動対象者:
コーヒー生産協働組合員: 約900人
5)活動使用言語
テトゥン語
6)生活使用言語
テトゥン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先からの要望
[汎用経験]:
・コーヒー栽培や加工方法に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(17~28℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
隊員が居住する住居は、ワンルームアパートメントまたはホームステイとなる。
巡回時は自転車を利用する可能性がある。