【配属機関概要】

3）任地（ ロンアン市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ロンアン省における中核病院で、2002年11月に改築された。ベッド数は930床、医師163名、看護師470名、患者は1000人程度。18科を備え、外科手術は1日20-30件実施されている。2005年から2007年には2名の看護師の青年海外協力隊(JV)を受け入れ、主に同病院のICU(集中治療室)での日常業務に関し、看護ケアの現状分析や改善計画に対する助言と、看護業務にかかる技術手順の向上並びに標準化の推進が行われた。年間予算は1千50万ドル。外国の援助としては、過去にAFEPS(フランスNGO)の協力があった。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先では「看護管理」部門と「品質管理」部門の両方で、JICAボランティアの協力を求めている。「看護管理」での課題としては、人材不足による調整分担やシフト調整、薬や医療用具の管理、看護ケアの質の向上があげられている。看護ケアの精度を高めるための専門トレーニングの実施、患者に対する接し方やサービスの向上等、患者目線に立った質の高い看護を目指している。「品質管理」部門では、看護師による専用ユニットチーム(4名)が結成され、専用室が確保されている。病院全体の安全面、衛生面の改善・改革を品質管理の観点からアプローチしている。5Sの訓練、Kaizen等予定しているが、任国では新しい試みであり、具体的な計画や活動が滞っている。ついては、日本での経験を活かし、配属先の人材と協働しながら、病院の発展に寄与する人物が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

カウンターパートと共に、病院の状況を把握し、協議しながら以下看護管理/品質管理における活動を実施する。
1.看護にかかる技術と質、知識の向上を目的にしたアドバイスとトレーニング指導。
2.看護師のシフト調整等にかかるアドバイス
3.医療用具や薬剤の管理業務支援
4.患者の安全に関する活動の評価
5.医療事故の予防対策及び5S活動にかかるアドバイスと実践

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

人工呼吸器、心電図、ネブライザー、輸液ポンプ、シリンジポンプ、コンピューター

4）配属先同僚及び活動対象者

【看護管理】
カウンターパート(C/P) 看護師室長 50代女性 経験25年以上、他看護師4名(30-50代) 女性
【品質管理】
C/P 品質管理部室長 50代女性 経験25年以上 、その他看護師4名(30-40代)男・女

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

その他病院にある機材:X-Ray、CTスキャン、MRI