2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02718A16)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
H134 食品衛生
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ベトナム協同組合連合

2)配属機関名(日本語)

科学技術環境センター

3)任地( ハノイ市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

上部組織であるベトナム協同組合連合(VCA)は、1996年に国会で設立を承認された機関で、63地域(58省と5中央直轄市)の協同組合を統括し、農業、水産、工芸品、建設、輸送等、多様な業種からなる約19,700組合、1,300万組合員を抱える。配属先である科学技術環境センター(COSTE)はVCAの1組織として2004年に設立され、協同組合及び組合員に対する新技術の相談・研修・普及、電子商取引や知的財産権に関する調査・研究、各種生産品に関する科学的分析・調査・研究、環境面での技術支援、輸出の促進等を目的とした事業を実施している。年間予算は55億ベトナムドン(約2,600万円)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

近年、ベトナムでは「食の安全」への懸念が広がっており、実際に販売されている食品には規定以上の残留農薬をはじめとする有害物質が検出されることもあり、大きな社会問題となっている。配属先も食品分析の重要性を認識し、2017年に保健省の認可を受けるため、準備を進めている。当国では、農産物を大手スーパー等で販売する場合、保健省認可の検査機関で検査・許可を得る必要がある。VCA所属の組合も農産物を生産、出荷しているが、その際、検査は外部機関で行われている。配属先が認可を受けることにより、組合の農産物を含む食品分析が可能になり、組合員への生産方法の指導にも繋がる。しかしながら、配属先人材のほとんどが分析経験が不足していることから、日常的に分析技術を指導出来るボランティアの派遣を強く望んでおり、今般の要請となった。前任者(化学・応用科学JV)が活動中である。(2017年9月まで)

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先スタッフと協力して以下の活動に取り組む。
1.試料の処理から測定までの基本的技術支援。
2.分析機器による分析能力向上支援。(機器を使用した定量試験、分析条件の検討等)
3.分析結果の検証、データ処理支援。
4.上記をとおした配属先スタッフの能力向上支援。
*試料処理から分析データ検証までの作業を、同僚と共に実施することが求められている。*分析対象:肉、魚、野菜、加工食品等。残留農薬、残留動物用医薬品、残留飼料添加物、食品添加物、重金属等の項目。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

GC(GC450-Bruker 2011年製),HPLC(L-2100,L2200,L2420-Hitachi 2012年製),質量分析計(AmaZon SL-Bruker 2015年製),

4)配属先同僚及び活動対象者

実験・分析室スタッフ
実験・分析室長:女性/30代/修士/経験8年
技師:女性/30代/博士/経験15年
技師:男性/30代/修士/経験13年
その他の技師6名:(20代-30台/大卒以上)

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同等レベルが必要。

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的な支援のため。

[参考情報]:

 ・GC,HPLC,IC,LC-/MS/MSの機器使用経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

(機材続き)IC(IA-300-TOA DKK 2015年製)